...克明にも松の葉を一本々々つけてゆく...
薄田泣菫 「茶話」
...『松の葉』のなかから...
薄田泣菫 「茶話」
...青い松の葉の一つづつがその風に動いた...
田中貢太郎 「あかんぼの首」
...その松の葉へは月が射してゐた...
田中貢太郎 「あかんぼの首」
...松の葉が一枚一枚はつきりと数へられるかと思はれるほど...
田山録弥 「波の音」
...そしてこれはと思う事蹟伝説が見当ったならすぐにも筆を執る事ができるように毎夜枕元(まくらもと)に燈火を引寄せ「松の葉」を始め「色竹蘭曲集(いろたけらんきょくしゅう)」「都羽二重(みやこはぶたえ)」「十寸見要集(ますみようしゅう)」のたぐいを読み返した...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...鈴木春信の可憐幽婉なる恋愛的画題は単純にして余情ある『松の葉』の章句あるひは「薗八(そのはち)」の曲節を連想せしむるものならずや...
永井荷風 「江戸芸術論」
...戸ははやく立てさせて時雨れ來るけはひ遙かなり焚き棄てし落葉の灰はかたまりぬべし八日松の葉を繩に括りて賣りありく聲さへ寒く雨はふりいでぬ朝まだき車ながらにぬれて行く菜は皆白き莖さむく見ゆ四大正三年六月八日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...それを松の葉になった足の方三寸ほども...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女隱居のお妻が首を吊つた枝の上には、二つ三つの太い枝があり、二階の窓の上のあたりには、松の葉隱れに、何やら鳥の巣があります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...丁度松の葉の繁みに掛けた何やら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...松の葉にさして根がけにした...
長谷川時雨 「大門通り界隈一束」
...湯の上にうかんだ松の葉を一面に散らしながら...
堀辰雄 「馬車を待つ間」
...神様が松の葉で目を突かれたからといって...
柳田國男 「日本の伝説」
...翌六月朔日不思議にも雪一重降って川岸の松の葉が白かった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...痩馬(やせうま)と名づけて松の葉に少しの穴銭を貫き...
柳田国男 「雪国の春」
...帽子のさきに垂れてゐる松の葉のさきからぼつり/\と雫が垂りだした...
若山牧水 「樹木とその葉」
...右のような松の葉が右のような松の枝に何千何万と並んでいて...
和辻哲郎 「松風の音」
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