「来り」の意味
到来すること
「来り」の例文(場面別)
- ビジネス新技術の来りにより、業界全体が大きく変革する可能性がある。
- 日常会話春の来りを感じて、気分が明るくなった。
- ニュース台風の来りに備えて、各地で警戒が強まっている。
- 文学夜の来りとともに、静寂が訪れた。
小説での「来り」の使い方
...この病院の裏手まで来りしに...
泉鏡花 「活人形」
...あとからもあとからも飛び来り飛び去るのである...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...出来やすきを取るが故に捨てるも捨てられるも皆その時の運とあきらめるは年来僕の取り来りし道にぞありける...
永井荷風 「桑中喜語」
...予が現在身につけたる袷もたしか此の番頭の持来りし品なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...晩間松莚子細君を伴うて来り訪はる...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...採り来りて庭に植ゆ...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...台所道具や種々の家具を求め来り...
福田英子 「妾の半生涯」
...橘弘一路と写真班来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...生駒と関が来り、ルパンへ行き、飲む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ハネ十時二十五分、女房来り、徳山をさそって、今朝で牛鍋、とても涼しいので嬉しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一旦帰宅して又やって来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...歌舞伎座別館四階で又俳優協会の会、羽左・幸四郎・河合その他に、生駒も来り、卓を囲み、一向ハヤわけも分らぬことを言ひ合ってる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...バス来り、出発...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...復(ま)た世塵の来り触るるを許さないのであるが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...蛇が物を魅するというは、普通に邪視を以て睥(にら)み詰めると、虫や鳥などが精神恍惚(とぼけ)て逃ぐる能わず、蛇に近づき来り、もしくは蛇に自在に近づかれて、その口に入るをいうので、鰻が蛇に睥まれて、頭を蛇の方へ向け游(およ)ぎ、少しも逃げ出す能わなんだ例さえ記されある...
南方熊楠 「十二支考」
...かの猴来りて諸比丘の前にありて住し尾を挙げて相似を現わす...
南方熊楠 「十二支考」
...禁獄された人が絃を鼓する事数日にして鼠と蜘蛛(くも)が夥しく出で来り...
南方熊楠 「十二支考」
...「闘(たたか)い去り闘い来り...
吉川英治 「新書太閤記」
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