...夜分(やぶん)参拝者(さんぱいしゃ)が杜絶(とだえ)た時分(じぶん)になって初(はじ)めて自分(じぶん)に返(かえ)って御弊(ごへい)から離(はな)れると言(い)った塩梅(あんばい)なのでございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...ちょっと杜絶えたが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...唄は直(じ)きに杜絶えた...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...遠くさびしげに吠える犬の声の杜絶えた頃には...
永井荷風 「来訪者」
...交通が杜絶(とぜつ)しないとも限らぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この交通の杜絶(とぜつ)している白骨の奥へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...交通杜絶(とぜつ)の一歩手前で...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...完全に杜絶したわけである...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...既に人足は杜絶えてゐた...
原民喜 「飢ゑ」
...人間の最後の意識が杜絶(とだ)える瞬間のことを殆ど目の前に見るように想像さえしていた...
原民喜 「美しき死の岸に」
...誂へむきに今この路はひつそりとして人通りが杜絶えてゐる...
原民喜 「魔のひととき」
...入口の呼鈴(ベル)の響が杜絶えたことから推(お)して...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...節面白い行進を続けてゐる私の背後から妻の言葉が杜絶れ/\に私に伝はつた...
牧野信一 「山を降る一隊」
...諸流の調和を図りまた家元なるものの特権を揮(ふる)ふて後進年少が進んで行かうといふ道を杜絶(とぜつ)することのないやうにしてもらはねばならぬ...
正岡子規 「病牀六尺」
...これを述べんとするに言語杜絶す...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...世間と杜絶せる境遇に在るを以て...
横瀬夜雨 「花守」
...いつか住宅地も杜絶(とだ)えて...
蘭郁二郎 「鱗粉」
...すべてを沼津から取つてゐる御馳走も杜絶えるといふ始末で...
若山牧水 「樹木とその葉」
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