...杜子春の家へ来ないものは...
芥川龍之介 「杜子春」
...杜子春の姿を睨みながら...
芥川龍之介 「杜子春」
...杜の方に近づきざま...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...杜は、わりあいに愕かなかった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...八州の空を横切る杜鵑哉桃葉時鳥が啼きたるかと問へば...
大町桂月 「狹山紀行」
...杜鵑の鳴声が「ほんぞんかけたか」であらうと...
薄田泣菫 「独楽園」
...「幾歳(いくつ)になります」杜陽は他に言うことがないのでそう言って聞いてみた...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...その杜陽の眼に結婚の祝いにくる数十軒の親類の人達が映ったが...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...怒りっぽい性質であったが杜陽には優しかった...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...これ人口に膾炙(かいしゃ)する少杜(しょうと)の詩なり...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...幸ひ午近(ひるぢか)くのことで見渡(みわた)す川岸に人の往来(わうらい)は杜絶(とだ)えてゐる...
永井荷風 「すみだ川」
...時を惜しんで歌いつ舞いつ……杜鵑や慈悲心のように...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...大杜若(おおとじゃく)と呼ばれた人の孫だったかで...
長谷川時雨 「市川九女八」
...十分ほどしたらそちらへ行くから」三杜松子という娘の顔を滋子はあっけにとられてながめながら...
久生十蘭 「ユモレスク」
...二人は会話が杜絶(とぎ)れると...
牧野信一 「黄昏の堤」
...藻※魚羮侑杜...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...極て杜撰なる文書である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「さては」と一同、座を立って、中門まで行ってみると、なるほど、袋叩きにでもなって戻って来たのか、杜興は、紫いろに顔を腫(は)らし、歯ぐきからも血をたらして、悄然(しょうぜん)と、馬のそばで、衣服の泥を払っていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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