...「ヨホー!」と叫ぶとお嬢さんは片方の杖を大きく振って...
石川欣一 「山を思う」
...幾度も幾度も杖で此不恰好な頭を擲つたものだ...
石川啄木 「葬列」
...どえらい傍杖的(そばづえてき)被害を喰(くら)う虞(おそ)れが十分に看取(かんしゅ)されたものだから...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...あの片杖の跡はどういうことになりますか?」「あれですか...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...武は林児を杖(つえ)で叩(たた)いた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「田七郎」
...□老人対話(湯田浴場にて)□座席を譲られて(バスの中で)□ステツキから杖に七月十七日快晴...
種田山頭火 「旅日記」
...武士ではないがマンザラ町人でもない――手に四尺五寸ほどある樫(かし)で出来た金剛杖(こんごうづえ)まがいのものをついていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...金剛杖をつき鳴らしつつ...
中里介山 「大菩薩峠」
...頬杖を突いて何か深く考え込んでしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょっと桜の杖(つえ)に身を倚(も)たせていたが...
夏目漱石 「虞美人草」
...「いったい田川さんの洋杖って、どんな洋杖なの...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...松葉杖(まつばづえ)に靠(もた)れたまま汗(あせ)を拭(ふ)いている...
堀辰雄 「美しい村」
...泥路初晞杖軽...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...漫呼杖到幽棲...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...西洋で占(うらな)いの杖というのも皆これで...
柳田国男 「こども風土記」
...しかしその杖は今ではもうないので...
柳田國男 「日本の伝説」
...すでに齢(よわい)も六十をこえた俳諧師月杖は...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...十一まだよく歩けもしないくせに、杖なしで、廊下を転(ころ)げまろんで来たので、扉へぶつかると、弁蔵は坐ったきりになってしまった...
吉川英治 「日本名婦伝」
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