...(彼はじつに未熟な騎手だった)腰をすえるのにひとかたならぬ苦労をし...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...女の体はまだ未熟なように思えた...
梅崎春生 「幻化」
...こんな未熟な国民性がそのままに固定してよかろうはずがない...
津田左右吉 「陳言套語」
...生命の起元に関する未熟な私見を述べた際に...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...未熟な私は双方の学校を懸持(かけもち)しようなどという慾張根性(よくばりこんじょう)は更(さら)になかったにかかわらず...
夏目漱石 「私の個人主義」
...未熟ながら文化の小中心も出來た...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...まだ未熟な者ですから...
久生十蘭 「キャラコさん」
...未熟な酒の酔といっしょに一時に発し...
久生十蘭 「湖畔」
...これほどのスクープをたとい未熟なりといえども雑報記者の端くれなる古市加十が雲煙看過しているものであろうか...
久生十蘭 「魔都」
...未熟なる一人の artist は何を描こう...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...やや未熟なる天使等愛して下さる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...幾冊かの本が未熟なものながら心の遍歴の跡を語っているが...
柳宗悦 「四十年の回想」
...まったく文章が未熟なためか...
柳田国男 「雪国の春」
...――まだ未熟なんだな...
山本周五郎 「花も刀も」
...『身に過ぎた大命を仰せ付けられましたものの、未熟な私、何分共、後輩と思召して、御指図のほど、願わしゅう存じます』『御謙遜(ごけんそん)じゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...未熟な弁を懸命にふるって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...昨夜(ゆうべ)のような未熟な負け方...
吉川英治 「宮本武蔵」
...未熟な分別も湧いて...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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