...彼はその椋の木の間を...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...大きなボーゲンを画いて木の間を縫いながら十分ばかりで降りた...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...木の間にうごめく生物を見つめた...
海野十三 「火星探険」
...雜木の間から突然姿を現して私等のとつてゐる道に出たかと思ふと又雜木の中に隱れて行つた...
高濱虚子 「横山」
...羊歯や灌木の間をうろうろと這い廻った...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...茂りし樹木の間(あいだ)より江戸城の天主台を望ませたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...家々の燭燈悉く樹木の間に隱見す...
長塚節 「草津行」
...木の間に黄濁した河身を盛り上げている...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それでも木の間を通して地上に細かな隈(くま)を織り出していた...
橋本五郎 「地図にない街」
...月影も透かさぬほど密々と幹を迫(せ)りあった森の木の間から...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...盆祭りの赤い腰まきを木の間にちらつかせて涼んでいる農家のかあさんたちは...
宮本百合子 「青田は果なし」
...木の間をぬけながら...
山本周五郎 「山彦乙女」
...縄を腰にくくりつけたまま灌木の間をぶらぶらした...
横光利一 「夜の靴」
...悪夢(あくむ)から醒(さ)めたよう……ふとみると春の陽(ひ)はさんさんと木の間からもれて若草にもえ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...木の間を駈けだしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...奥ふかい邸の木の間からみやびた八雲箏(やくもごと)の音が...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...十本たらずの庭木の間に立つて...
若山牧水 「樹木とその葉」
...今度は下駄を履いて松や雑木の木の間を辿る...
若山牧水 「岬の端」
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