...トックの姿もいつの間(ま)にか必ず朦朧(もうろう)と客の後ろに映っているとかいうことです...
芥川龍之介 「河童」
...此百姓生活の日々の出来事を朦朧たる記憶を辿つて書いて見やうと言ふのだが……...
石川三四郎 「百姓日記」
...名ある麗人の霊のごとく朦朧(もうろう)として露(あら)われた途端に...
泉鏡花 「婦系図」
...私は朦昧人によりて示された...
伊藤野枝 「嫁泥棒譚」
...さらに前句を朦朧運轉手...
心猿 「荷風翁の發句」
...朦朧(もうろう)と見えて来るのだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...覚えのない部分はあくまで覚えがなく朦朧(もうろう)としていた...
相馬泰三 「六月」
...初々(ういうい)しさ恥ずかしさの狭霧(さぎり)に朦朧(ぼいやり)とせしあたりのようすもようよう目に分(わか)たるるようになりぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...幻惑せる感覚の朦朧(もうろう)たる擾乱(じょうらん)の境地に楽しんでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...また朦朧(もうろう)としていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ある朦朧(もうろう)とした深さが黒服の女の姿を包んでいる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...朦朧(もうろう)たる精神を毬栗頭(いがぐりあたま)の中に封じ込めて...
夏目漱石 「虞美人草」
...日本派の俳諧師(はいかいし)これを称して朦朧体(もうろうたい)という忘月忘日 数日来の手痛き経験と精緻(せいち)なる思索とによって余は下の結論に到着した自転車の鞍(くら)とペダルとは何も世間体を繕(つくろ)うために漫然と附着しているものではない...
夏目漱石 「自転車日記」
...――すべて朦朧(もうろう)たる事実から受けるこの感じは...
夏目漱石 「明暗」
...顎十郎は酔眼朦朧(もうろう)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...酩酊して朦朧となりかけると...
久生十蘭 「蝶の絵」
...朦朧とした向うには淡路島の描かれた書割を置く...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...暴れ若葉九龍の波尖とがる船が左右に揺れつつ進むので頭が朦朧となって筆進まず...
横光利一 「欧洲紀行」
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