...時の朝ぼらけには砂もなく海もなく冷たき波もなくまたその上を覆う天もなかりき...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...あの美しい朝ぼらけの大空のかがやき...
高神覚昇 「般若心経講義」
...そうすると平凡な国の平凡な朝ぼらけと同じに鶏と赤ん坊が泣いて...
谷譲次 「踊る地平線」
...「思い切ったる死に狂い見よ」「青天に有明月(ありあけづき)の朝ぼらけ」と付けたモンタージュと...
寺田寅彦 「映画芸術」
......
寺田寅彦 「映画時代」
......
萩原朔太郎 「短歌」
...唯これだけを曉(さと)り得ぬ(その六)庭草におく露玉をつらねて吹風こゝちよき或る朝ぼらけのこと...
一葉 「暗夜」
...涼しくも黒と白とに装へる大船のある朝ぼらけかな十二年の夏伊豆の下田での作...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この時は又 奥山の白銀の気が堂塔をあまねく閉す朝ぼらけかな などいふ響のいい歌も出来てゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この山の泉にありと朝まだき我を見知れる風の驚くこの風は 紫の我よの恋の朝ぼらけ諸手の上の春風かをる の春風であり...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...岡あれば宮宮あれば梅の花家一つ梅五六本こゝも/\旅なれば春なればこの朝ぼらけ先づ由井が濱に隱士をおとづれて久々の對面うれしやと...
正岡子規 「鎌倉一見の記」
...朝ぼらけの空を行く雁(かり)の列があった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まだほのかな朝ぼらけに御簾(みす)を巻き上げて女房たちが出ていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...他に並ぶもののない優越した朝ぼらけの趣であると院は御覧になった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朝ぼらけの靄(もや)の間にはいろいろの花の木がなお女王の心を春に惹(ひ)きとどめようと絢爛(けんらん)の美を競っていたし春の小鳥のさえずりも笛の声に劣らぬ気がして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「朝ぼらけ家路も見えず尋ねこし槙(まき)の尾山は霧こめてけり心細いことです」と言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...山里の哀れ知らるる声々にとりあつめたる朝ぼらけかな姫君はそれに答えて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...霜さゆる汀(みぎは)の千鳥うちわびて鳴く音(ね)悲しき朝ぼらけかなこれをただ言葉のようにして言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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