...被治者の所有するところのものは治者の所有せざるものだ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...国教の名称を有するものなし...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...完全なる防空力を有する地殻(ちかく)及び防空硬天井(ぼうくうこうてんじょう)の下に...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...わたしはここで住宅を所有することに比較して借家ずまいの不利益を力説するつもりはない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...幾何の貢献を為し得る余地と希望とを有するやを知らしむるは...
高木敏雄 「比較神話学」
...この観念が客観的実在性について含むのと少くとも同じだけの形相的実在性を自己のうちに有するところの或る原因によって...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...かりに固体で空気と同じ屈折率を有する物質があるとして...
寺田寅彦 「自由画稿」
...もしもすべての人が絶対必要として争って購買するものならば何も高い広告料を払って大新聞の第一ページの大半を占有する必要は少しもないであろう...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...電子は質量を有するように見える...
寺田寅彦 「物質とエネルギー」
...我の有する奴隷らをわが高屋を示せとぞ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...明かにニイチエの説にその根拠を有す...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...進歩主義を有する者と是れなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...フランスの古典芸術が有するもっとも熱烈な徒弟であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...仔細(しさい)に観察し来(きた)れば其等幾種類の水――既ち流れ動く水と淀(よど)んで動かぬ死したる水とを有する頗(すこぶる)変化に富んだ都会である...
永井荷風 「水 附渡船」
...容易ならぬ因縁の有することを...
中里介山 「大菩薩峠」
...即ち琉球では死人の肉を食うべき権利――であると同時にまた義務でもあった――を有する者を骨肉親族(マツシシエーカ)と称して...
中山太郎 「屍体と民俗」
...流行は最大の適応力を有するといわれる人間に特徴的である...
三木清 「人生論ノート」
...かつローマ市民および貴族として生れ・または優れたる理由のためにかく成りたる・者が享有する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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