...海原力三は最初のうちは猛烈に頑張(がんば)って...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...最初のうちは顔色をかえた会員も...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...少くとも最初のうちはあたくしの思ったとおりでした...
海野十三 「深夜の市長」
...最初のうちはいろいろの片輪者や化け物が生まれた...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...最初のうちはよかったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...お松は毎日、馬に乗って村里めぐりをやり出しましたが、最初のうちは、与八が馬の口を取ったのですけれど、それでは労力の不経済だから、後にはお松自身で手綱(たづな)を取って、与八は家に残って働くようになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり、最初のうちこそ、縄を外してくれと要求しながら、その要求通りに縄を投げ出されてみると、それですべてが許されたものと心得て、それからは火をくべることだの、お茶をいれることだの、たらし餅をすすめることだのにとりまぎれてしまって、首の縄を全く忘れ去ってしまったものらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初のうちは、無論、それを自分の僻耳(ひがみみ)とばかり、問題にはしませんでしたが、あんまり長く続くものですから、お雪もようやく気になり出してきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...奥さんも最初のうちは...
夏目漱石 「こころ」
...しかし私は最初のうちはその少女を...
堀辰雄 「美しい村」
...最初のうちは何かほっとした気持で見送っていた...
堀辰雄 「聖家族」
...最初のうちは「そんなら行きたくはないわ」と拗(す)ねておいでだったが...
堀辰雄 「菜穂子」
...最初のうちは何だかぽかんとしてしまっていた...
堀辰雄 「楡の家」
...最初のうちは、まだ私が家に帰って来ていないと思って遊びに来ないのだろうと思っていた...
堀辰雄 「幼年時代」
...最初のうちこそ敵意を持つてゐたが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...もっとも最初のうちにAの精神状態を...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...しかし最初のうち樫尾はそのような事を気(け)ぶりにも見せませず...
夢野久作 「暗黒公使」
...「――仙洞(せんとう)のご帰還までに」と、最初のうちは、躍起になって、焦心(あせ)ったのである...
吉川英治 「親鸞」
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