...これは勿論(もちろん)曾国藩(そうこくはん)や張之洞(ちょうしどう)の感化にもよったのであろう...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...それは天保(てんぽう)何年かに没した曾祖父母(そうそふぼ)の位牌だった...
芥川龍之介 「追憶」
...それをあとで聽いた渠は曾て獨歩の思想をまだ舊式だと批評したことがあるのを思ひ出したりしたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...こちらは曾てそこをお鳥の故を以つてなぐり附け...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...今まで曾(かつ)てないことでもあったし...
竹久夢二 「誰が・何時・何処で・何をした」
......
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...曾ては自分の目をかけてやつた諸大夫連が...
中島敦 「盈虚」
...円覚曾参棒喝禅...
夏目漱石 「思い出す事など」
...木曾の御領林から切り出した檜材で建てたと噂されてゐた大きな寢殿造の建物なども見たが...
野上豐一郎 「桂離宮」
...ルーベンスは前古未曾有の流行児で...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...「今朝は?」「それもあのお曾根が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...狭くるしき此庭が斯く迄人を感ぜしめんとは曾(かつ)て思ひよらざりき...
正岡子規 「小園の記」
...それは曾(かつ)て唯(たゞ)の一度だつて其(そ)の頑固(ぐわんこ)な性情の抑制に成功したためしがなかつたからである...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...僕は僕の所へ一人來て下さいとは曾て一度も云はなかつた...
横光利一 「書翰」
...道安はあわただしく、「曾呂利どの、お邪魔したな...
吉川英治 「新書太閤記」
...――自(みずか)ら言う もとはこれ京城(けいじょう)の女家は蝦蟇陵下(がまりょうか)にありて住む十三にして 琵琶を学びえて成り名は教坊(きょうぼう)の第一部に属す曲罷(おわ)りては曾(かつ)て善才(ぜんさい)を伏せしめ粧(よそお)い成りては 常に秋娘(しゅうじょう)に妬(ねた)まれ五陵(ごりょう)の年少は 争って纒頭(はな)を贈る詩は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...木曾川の国境へ遠征し...
吉川英治 「日本名婦伝」
...「城太」「はい」「木曾の方へ、前ぶれの飛脚は出しておいたろうな」「手筈しておきました」「では、首塚の松へ、木曾の衆が来て、こよい待ち合せているわけだの」「そうです」「時刻は」「夜半(よなか)といっておきましたから、これから参れば、ちょうどよい頃になりましょう」老いたるほうは連れの者を城太とよび、若い方は一方を、おやじ様とよんでいる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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