...山地では犁を曳くのに牡牛を使用するが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...重荷を積んだ長い列車を大速力で曳くとすれば...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...曳く所へ曳きたまえ...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...閃めく兵車曳く馬も淋漓の汗に苦まむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ケラブの旗を見せゆるく靉びくむらさきはあまつをとめの裾や曳く...
土井晩翠 「天地有情」
...せっせと曳くことになったのでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...白金(しろかね)の古刹(こさつ)瑞聖寺(ずいしょうじ)の裏手も私には幾度(いくたび)か杖を曳くに足るべき頗(すこぶ)る幽邃(ゆうすい)なる崖をなしている...
永井荷風 「日和下駄」
...ここに杖を曳く時...
永井荷風 「放水路」
...雲つねに山の巓を去らず韮崎や釜なし川の遙々にいづこぞ不盡の雲深み見えず祖母石(うばや)より對岸を望むいたくたつは何焚く煙ぞ釜なしの楊がうへに遠く棚曳く臺が原に入る白妙にかはらはゝこのさきつゞく釜無川に日は暮れむとす四日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...東京市の紋をつけた蒸気船が曳く大伝馬の渡しを...
西村陽吉 「夕がたの人々」
...今ではこの貝を網を曳く時の鎮子(しず)に使っているが...
柳田国男 「故郷七十年」
...河内の誉田(こんだ)八幡でこの日の若宮祭礼に造花を飾った壇輾(だんじり)を曳くのも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...要は県先生を奉行所へ曳く口実さえできればよいのです...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...生れて以来かつてないほど精出して曳くようになつていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...」千鶴子の擦りよって来た手を指環の上から握り矢代は曳くように歩いた...
横光利一 「旅愁」
...中腹を断ち切った白雲の棚曳く糸が...
横光利一 「旅愁」
...古典に曳く鐘の余韻に...
吉川英治 「随筆 新平家」
...新柳の美妓(びぎ)が扇なりに楚々(そそ)と裳(すそ)を曳く...
吉川英治 「松のや露八」
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