...捨てておかれるとなお曖昧になるばかりだ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...即ち異議と曖昧に出逢わずに歩むことが出来るか否か...
戸坂潤 「科学方法論」
...やむを得ず是々非々主義の類で態度を曖昧にしていなければならなくなっている次第だ...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...曖昧に証明したものに他ならぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...今日の発達した独占資本制の資本制としての本質を曖昧にし...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...其注文を曖昧に外(はづ)す事に慣(な)れてゐた...
夏目漱石 「それから」
...やがて曖昧に消えて行つた...
原民喜 「雲雀病院」
...曖昧にしか見えなかったし...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...なんとなく乙女の姿は暗く曖昧になり...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...曖昧にしておくと嘘になる...
久生十蘭 「あなたも私も」
...あらゆる鋭角を曖昧にし...
久生十蘭 「地底獣国」
...その辺を多少曖昧にして置く事も出来たんだ...
久生十蘭 「魔都」
...これは多分極めて旧く神代から続いた名でその時代にはその意味が判っていたのであろうが今日ではどうもその辺が曖昧に成っているのではないかと私は想像する...
牧野富太郎 「植物記」
...されど元日前十五日立春の年と元日後十五日立春の年とを比較すれば気候に三十日の遅速あり)右の如く昔は歳初と春初と区別あるが如くなきが如く曖昧に過ぎ来りしが明治に至り陽暦の頒布(はんぷ)と共に陰暦は公式上廃せられたれば両者は断然と区別せられて一月一日は毎年冬季中に来る者と定まれり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...」「うふ……」茂平は曖昧に笑つて岸をはなれた...
室生犀星 「命」
...それをやや曖昧にまちまちに表現しているからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一般の使用に適するようにわざと曖昧にする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分のお金に対する知識を幾らか曖昧にしておく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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