...といって暗に琉球のようなひどい処にもやりようによっては...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...無暗に豪傑振つて女を軽蔑したがるくせに高が売女(ばいぢよ)の一顰(びん)一笑に喜憂して鼻の下を伸ばす先生方は...
内田魯庵 「犬物語」
...東の空がまっ暗になり...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...分りました」無暗に袖を引っぱるので...
江戸川乱歩 「接吻」
...照子を殺すかもしれぬと暗にそう言っていた...
高見順 「いやな感じ」
...暗に種々の秘密を示して脅(おびや)かす...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...毛布に手をかけた瞬間に眼界が急に真暗になってからだが左右にゆらぐを覚えた...
寺田寅彦 「病中記」
...暗に矢を飛ばしてメネラーオスを射り...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...知らんと思った迷亭がこの先生の名を間不容髪(かんふようはつ)の際に持ち出したのは暗に主人の一夜作りの仮鼻(かりばな)を挫(くじ)いた訳になる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...無暗に恐れ入つてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...全町まっ暗にしてしまうということだが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...貴君の云うようなそんな破廉耻な人じゃ有りませんワ……それを古狸なんぞッて無暗に人を罵詈して……」「イヤ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...彼が家族と別居してゐることを暗に非難もしてゐるのだ...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...無暗にそれが気になつて...
牧野信一 「美智子と歯痛」
...只無暗にこのような重宝なものを悪魔だと定(さだ)めるわけはあるまい...
夢野久作 「白髪小僧」
...この頃の東京の巡査に若いのが無暗に殖えて来るのが気になり出した...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...まッ暗になった両側の松並木(まつなみき)の根もとから...
吉川英治 「神州天馬侠」
...暗に父の時政へせがんで...
吉川英治 「源頼朝」
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