「暖か」の意味
温かい
小説での「暖か」の使い方
...暖かい所を見つけておひっこしをいたします...
有島武郎 「燕と王子」
...暖かにさへしていらつしやれば大丈夫ですよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...それでも膚(はだえ)に何となく暖かい...
高浜虚子 「別府温泉」
...うち解けた暖かい調子でその訪問客を迎えた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...何か花々しい近代色が懐(ふとこ)ろの暖かい連中を泳がせていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...寂しい中に暖か味(み)があって...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...傷ついた獣のごとくうめきながら暗く暖かい室の中を歩き廻(まわ)る...
中島敦 「李陵」
...おれは暖かな秋の色とその色の中から出る自然の香(か)が好きだと答えてくれと傍(はた)のものに頼んだ...
夏目漱石 「思い出す事など」
...暖かい相州辺(そうしゅうへん)へ行って気を楽(らく)にして...
夏目漱石 「野分」
...それに昨夜は暖かで凍(こほ)らなかつたので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな暖かや蕊に臘ぬる造り花臘梅や雪うち透かす枝のたけ「蝶の舌」の句は...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...星が低く見え冬暖かな年は大地震があると言って...
武者金吉 「地震なまず」
...今日は大変に暖かだった...
山本周五郎 「青べか日記」
...それは暖かい南国の見納めであつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...まるで違って春のように暖かです...
夢野久作 「雪の塔」
...そして、實際、彼が此處にゐようと、他所にゐようと、どの船に乘つてゐようと、遠く出てゐようが、歸つてゐようが、それが今の彼女に何のことがあるだらう?‥‥彼が氷島へ行つたからとて、なま暖かな夏が、侘しい家々に、孤獨な心配がちな女達に循つて來たからとて、――また新らしい秋が來てもう一度漁夫等を家へ連れ歸つたからとて、それがため、彼女は一層不幸になり、或は不幸が減るとでも思はれるだらうか?‥‥總てそれは彼女には同じことであり、關係のない事柄であり、悦びもなければ同じく希望もなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...春暖かになるとまた...
吉川英治 「源頼朝」
...あのぬくぬくと暖かい床の上に長々と...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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