...同じ随筆で正岡君はブラックの講談速記本「岩出銀行血染の手形」「流の暁」「車中の毒針」「孤児」「草葉の露」の五冊を所持するといい...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その暁の血色は今までよりはいくらかいいようであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...暁の勤行の鐘が朗らかに鳴った...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...払暁、東天が白んだばかりで日光はまだささない頃、火口を覗きこめば、赤熱した熔岩のわきたつのが見られる...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...「この雑草を刈り取って香り高い文化の都を建設した暁のことです」私は目をつむって浦上を思うのであった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...暁近い鈍い白さが...
中島敦 「光と風と夢」
......
野口雨情 「沙上の夢」
...その夜も暁方、悪漢の巣窟を包囲した警官隊は、居合せた悪漢十数名を一人残らずしばり上げて、奥の座敷牢のような場所に、三ヶ月近く押込められていた、よし子の父松沢彦次郎を無事に救い出しました...
野村胡堂 「眠り人形」
...大口屋暁雨(ぎょうう)の侠気(きょうき)と...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...暁外は霙でも降つてゐるといふのだらうか...
原民喜 「ある時刻」
...漸く暁(あけがた)近くなる...
二葉亭四迷 「浮雲」
...八月十八日(土曜)昨夜――暁四時に帰ったので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...最早(もはや)暁近いと欺き...
南方熊楠 「十二支考」
...暁闇(ぎょうあん)のそこここへ逃げ散ってしまった...
吉川英治 「三国志」
...三百人が今暁から帰って来て...
吉川英治 「私本太平記」
...暁起(ぎょうき)に嗽水(うがい)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...左馬介も、這般(しゃはん)の消息はまだふかく聞いていないが、今暁、ここの城門をたたく者があって、云々(しかじか)の由を、寝耳に聞かせられたときから、彼としては、(さてはまた何事か、信長公の感情にふれたな)と察して、光秀の顔をここに見るまでは、ひそかに胸を傷(いた)めていたものであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...この世の雪の暁(あかつき)へ見せた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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