...素直にして殊勝なるロマンテイケルは何時の間にか其姿を晦ました...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...マサカに足弱(あしよわ)を連れて交通の不便なこの際に野越え山越え行方を晦(くら)ましたとは思われない...
内田魯庵 「最後の大杉」
...大晦日(おほつごもり)はあはぬ算用)大力むかし讃岐(さぬき)の国...
太宰治 「新釈諸国噺」
...大晦日(おおみそか)の朝...
田山花袋 「田舎教師」
...大晦日の夜を感激して暁(あかつき)の三時まで町中や公園を話し歩いたりした三年前にくらべると...
田山花袋 「田舎教師」
...死に物狂いの大晦日(おおみそか)の露店の引き上げた跡の街路には...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...間もなく大晦日の夜更(よふ)けの出来事が起こった...
徳田秋声 「仮装人物」
...年越ソバ(十数本)などで大晦日から三ヵ日をすごした...
戸坂潤 「獄中通信」
...韜晦癖があっていかん...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...そして自分の理性を晦まして...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...「先刻(さつき)大晦日(おほみそか)の夜(よる)の景色(けしき)を見(み)て來(く)るつて出(で)て行(い)つたのよ...
夏目漱石 「門」
...大内山の翠松の上には歯切れの悪い晦日(みそか)の月...
久生十蘭 「魔都」
...大晦日の夜には悪霊を追払ふと云ふ意味で...
三木清 「消息一通」
...「晦日(つごもり)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大晦(おほつごもり)を寝て暮した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此(この)禍福とそれに伴ふ晦顕(くわいけん)とがどうして生じたか...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...多分は月送りの旧六月晦(みそか)で...
柳田国男 「年中行事覚書」
...まえには韜晦していたものが...
山本周五郎 「新潮記」
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