...耻(はじ)ッ晒(さら)しな!」「だけどお前...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...大殿の非を再び天下に晒し...
直木三十五 「南国太平記」
...そんならなお結構」道庵先生は折れた右足の脛(すね)を晒(さらし)で捲く...
中里介山 「大菩薩峠」
...「油断も隙もなりゃしねえ、どうもおかしいと思ったんだ、なんだか横顔にチラリと見覚えがあるから、こいつ、おかしいなと思ったんだ――野郎、伊勢の国のことを忘れたか、船大工のうちで、拙者が目をかけてやったのを忘れやすまい、江戸へ出て来たんなら、出て来たと拙者のところへ、一言(ひとこと)の挨拶があっても悪い心持はしねえ、あの目がよ、あれでじいっと心がけをよく養生をしていりゃあ、どうやら物になる眼なんだが、あの心がけじゃ物にならねえや、いい気味だ、あん畜生――いい気味はいい気味だが、今、どこに何をしているんだ、ああして朝湯に来るんだから、この近所にいるんだろう、近所にいるんなら近所にいるで、とかく近所に事勿(ことなか)れ……ところが、どうだ、悪いことはできねえもんだなあ、この晒の切れが、ちゃんと流し元に落っこっていたやつを、人もあろうにこの道庵に見つけられちまった」何か重大な発見でもしたかのように、道庵は息せききって走りつづけているけれども、一向、何を追っているのだかわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...農奴の分際を以て恣にてうさんを企てたる段不埒(ふらち)につき三日の間晒し置く者也...
中里介山 「大菩薩峠」
...顔を洗つて会はうと急いで夜具をたたんでゐると啄木は赤く日に焼けたカンカン帽を手に持つて洗ひ晒しの浴衣(ゆかた)に色のさめかかつたよれよれの絹の黒つぽい夏羽織を着てはいつて来た...
野口雨情 「札幌時代の石川啄木」
...十年の恐ろしい艱苦(かんく)に晒(さら)されたのも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人を縛つて欄干に晒(さら)し物にする氣になるかも知れないぜ」「親分さん」「解つたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...紛(まぎ)れもない妹萩野の顏を晒(さら)してゐるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白い晒木綿(さらしもめん)の繃帶に包まれてほのかに上氣した桃色の皮膚の美しさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鋸(のこぎり)と一緒に死骸を晒された...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...晒しの下帶のいつも雪白なのを締め...
長谷川時雨 「初かつを」
...国司地方官が敬礼した諸社を破壊し神殿を路傍に棄て晒(さら)した...
南方熊楠 「十二支考」
...白く晒したものを寒天のやうに練つて...
柳田國男 「食料名彙」
...俺とクレハの一生涯の恥を晒(さら)すことになるんだ...
夢野久作 「二重心臓」
...女が布を晒(さら)していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...新しい晒布(さらし)の肌着でひき緊(し)まっているこの体というものが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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