...晒布(さらし)の袖無を着て帶も締めず...
石川啄木 「二筋の血」
...(二葉亭は『倫敦(ロンドン)タイムス』『ノーウ・オウレーミヤ』『モスコー・ウェドモスチ』等の英露及び支那日本の外字新聞数十種に常に眼を晒(さ)らしていた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...下の枝には麻だの楮(こうぞ)の皮の晒(さら)したのなどをさげて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...芳郎は静かにその門口(かどぐち)に往って月の光に晒(さら)された表札(ひょうさつ)に注意した...
田中貢太郎 「赤い花」
...とうにどこかで野晒(のざらし)になってしまっていたに相違ない...
辻潤 「だだをこねる」
...その晒し者の奇怪なグロテスクを一目見ると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...前に載せた七日晒しや圧三昧の習俗を稽(かんが)えて見ると...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...何處か下水へでも抛り込んだことでせう――それからもう一つ」「――」「晒(さら)し場に置いてあつた鋸(のこぎり)は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一と晩の夜露に晒(さら)されて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...元の名を其儘猿若町に顔を晒(さら)した時は...
野村胡堂 「百唇の譜」
...彼達の晒された生活を物語っていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...そのかわり今度は更に錯綜(さくそう)した視線の下に彼は剥出(むきだ)しで晒(さら)されるのであった...
原民喜 「冬日記」
...晒(さらし)木綿は貴重品...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...洗い晒(ざら)しの単衣(ひとえ)は汗のため肌(はだ)へねばりつき...
山本周五郎 「青べか物語」
...それを菊千代は晒(さら)し木綿できりきりと巻き緊めた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...手当てをされて晒木綿(さらし)で巻いてある...
山本周五郎 「さぶ」
...年中太陽に晒(さら)されて...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...身には幾日か風雨(ふうう)に晒(さら)されて汚(けが)れたる白衣を着(ちやく)し...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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