...腕組をして昵と考へ込んでゐた健は...
石川啄木 「足跡」
...この昵懇(なじみ)の薄いお客を見つめた...
薄田泣菫 「茶話」
...某氏は同じ大学総長仲間といふのでウヰルソン氏とも昵懇(ぢつこん)の間柄だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...最後の一瞥(いちべつ)を長い間の昵懇(なじみ)だつた大地の上に投げた...
薄田泣菫 「春の賦」
...横山五郎以下数十人の親昵従類等を引率し...
太宰治 「右大臣実朝」
...古くからの昵(なじ)みの家では...
徳田秋声 「あらくれ」
...ここに居昵(いなじ)むにつれて...
徳田秋声 「爛」
...お今を男に昵(なじ)ませようと試みた...
徳田秋声 「爛」
...参謀本部に長たる将軍が片岡中将と無二の昵懇(じっこん)なる事実よりして...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...四十恰好の浪人者らしい男だそうですよ」「それ見るがいい」「吉三郎夫妻とはよっぽど昵懇(じっこん)の様子で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今晩は昵懇(じっこん)の顔触れだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かく上人との昵(なじ)みの深くなるにつれて...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...瀧太郎君足下余は君とは昵近の間柄のものである...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...周囲との昵懇(じっこん)なつきあいは遠慮しなければならない...
山本周五郎 「落ち梅記」
...一ノ関侯とはかねてから昵懇(じっこん)にしています」甲斐は黙っていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...大根河岸の三周など昵懇(じっこん)の人々が発起で円朝を説きつけ...
山本笑月 「明治世相百話」
...ご昵懇(じっこん)におねがい申します」と...
吉川英治 「三国志」
...ご昵懇(じっこん)を賜わりますように」義貞とは...
吉川英治 「私本太平記」
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