...昨春鉱業停止請願のために数千人の諸君が入京せんとされたときも...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...昨春馴染の此宿へ泊る...
種田山頭火 「行乞記」
...昨春御馳走のなりつぱなしになつてゐるし...
種田山頭火 「行乞記」
...……私は何故死なゝかつたか、昨春、飯田で死んでしまつたら、とさへ度々考へた...
種田山頭火 「其中日記」
...前栽の萩――一昨春...
種田山頭火 「其中日記」
...妹は昨春丈夫な男兒をまうけました...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...デカも昨春までは...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「昨春の学生大会は...
戸坂潤 「社会時評」
...私は昨春古老に尋ねたり...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...滑稿諧謔の老手坂田仙八の門を叩いてゐたが昨春の兵火にあえなく落命してしまつた...
正岡容 「浅草燈籠」
...閑話休題――港家小亀は昨春の兵火にほとんど生死不明を伝へられてゐたが...
正岡容 「浅草燈籠」
...昨春、斜陽を浴びて私が参詣の際は寺内荒涼、香華を沽(う)る店とて見当らなかつたので墓畔水いろの小さな花を咲かせてゐた勿忘草の一と束をり取つて手向け戦後いのち全く再び郷土に帰住した報告をして、しづかに去つた...
正岡容 「下谷練塀小路」
...そうして昨春三周さんの藤浦氏にお話し頂いたさまざまの秘材も...
正岡容 「小説 圓朝 あとがき」
...このようにして考えてみると立花家橘之助と私との縁(えにし)の絲はなかなかに深く、そういえばその「影絵は踊る」の女主人公も橘之助門下の某女だったし、橘之助と艶名を謳(うた)われた三遊亭圓馬(その頃のむらく)が私の師父にあたっているし、さらに私と多年の交わりがあり、それゆえに昨春、七世橘家圓太郎を襲名させた新鋭はたまたま橘之助最後の夫たる先代圓の門人...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...昨春の兵火に空しく斃れた...
正岡容 「東京万花鏡」
...一昨春合祀反対の暴動すら起これり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...昨春以来癪に支(さ)えつつ筆執る暇を得なかった円本ブッタタ記...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...そのとき自分は昨春の強震を思い出して...
和辻哲郎 「地異印象記」
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