...絵三昧に入っているのであります...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...故にわれ三昧して...
大町桂月 「石田堤」
...捨てておかれるとなお曖昧になるばかりだ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...ほとんど無智(むち)といえば言えるほど曖昧(あいまい)な打算的感情が...
徳田秋声 「仮装人物」
...この事蹟を「印刷文明史」に據つてみると曖昧である...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その分析の意味は今示した通り曖昧であることを免れない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...カントに於てやや曖昧であった悟性と理性との区別又は対立が...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...曖昧な返事の合間合間には...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それから自分の放蕩三昧(ほうとうざんまい)の巻――自慢にもなるまいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その発声は曖昧(あいまい)で緩慢で...
中島敦 「狼疾記」
...五月一日(一九三九年)の昧爽...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...「見上げた方で御座います、朝晩念仏三昧で、慎(つつし)み謹(つつ)しんで居ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いゑ別段これといふ物も御座りませぬとて至極曖昧の答へなり...
樋口一葉 「うつせみ」
...たった一箇所曖昧(あいまい)なところがあるために...
平林初之輔 「予審調書」
...その言葉からうける繊細な鋭さからは反対な――だからその意識外の半面は甚しく茫漠とした白々しい愚昧さのみであつた...
牧野信一 「公園へ行く道」
...禅三昧に俗塵(ぞくじん)を避けた...
正岡容 「圓朝花火」
...曖昧な意味のはっきりしない言葉をつぶやくと...
「海流」
...低いうちにも一念の倦(あ)くことなき三昧(さんまい)が感じられる念仏の声であった...
吉川英治 「親鸞」
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