...昔時(むかし)「パリサイ」の師「ニコデモ」...
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」
...昔時、向象賢や蔡温を悩ましたところの沖縄婦人は、他日、女子問題をひっさげて有髯(ゆうぜん)男子をして顔色なからしむるような活動をやるかもしれませぬ...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...あたかも昔時(せきじ)の我が琉球(りゅうきゅう)の如きものであったかも知らぬ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...昔時(せきじ)に於ける山中鹿之介坂田公時も山家育ちなり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...漱石氏が熊本を去って後に紫溟吟社の人々も四散してしまってまた昔時の面影を見ることが出来ないようになったが...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...わが邦にして昔時(せきじ)の面目を一変したりとて...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...優勝劣敗の大法則は昔時のごとく否むしろ昔日よりいっそう快活・周密に行なわるることを信ずといえども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...一つは前記の「昔時本邦創成の和歐活字製作略傳」中の末尾に見える...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...昔時(せきじ)の得意を夢み...
新渡戸稲造 「自警録」
...わが輩は話にまぎれてとかく昔時(むかし)のことのみを述べたが...
新渡戸稲造 「自警録」
...あらゆる遊戲を賤辱したる昔時の日本人の生活を想へ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...昔時の叡山の惡僧よりもたいした代ものだ...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...また昔時(せきじ)死生を共にせし自由党有志者の堕落軽薄を厭(いと)えり...
福田英子 「妾の半生涯」
...此竹島は昔時より日本人蚫獵を做(な)れ〔し〕來れる處なれば速に出帆すべしと云ば...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...元來は山林であつたのである――叡山の如きは文字的に既に叢林であるが――昔時印度人が俗の生活を了つて修業する時は乃ち山へ這入り...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...昔時以来常に我師たりし弥勒に先だつ事九劫まず成道したわやいと仏が説かれた...
南方熊楠 「十二支考」
...昔時 TIEDEMANN が言語を以て窘迫の餘...
森林太郎 「「言語の起原」附記」
...昔時鳥は馬の沓を造る職人で...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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