...……ぢや昔大きい虎がね...
芥川龍之介 「虎の話」
...昔わが子供(六十年前)時代の浅草紙にて張れる疎雑(そざつ)なる色彩のものとは雲泥(うんでい)の相違にて上等となつた...
淡島寒月 「江戸の玩具」
...なぜならその時代はもちろん昔のことで...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...昔は時の早い遅いを定めるには種々の工夫をして...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...この地点の住人は記憶の無い昔から町の主な下水が流れ込んでいる部分の川から水を汲んできていた...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...それでもし昔からの名物なるものを継続させんとするならば...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...昔ながらの黒燒屋が立派に營業してゐる...
竹久夢二 「砂がき」
...自分も昔の「新しい女」だというところから「青鞜」に好意を持っていたらしかった...
辻潤 「ふもれすく」
...たとえば、昔の人は、見晴らしのいい丘の頂に建てられた小屋の中に雑居して、四方の窓から自由に外をながめていた...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...昔はある大きな神学校の聖書解釈の教師をしていたが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...カイロは昔から何度も位置を替えて移動した都市であり...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...昔は二本差だったそうで恐ろしいきかん気...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昔気質(むかしかたぎ)の母が...
堀辰雄 「姨捨」
...昔常盤御前が操を破りて清盛に事(つか)え娘を設けたは三子の命乞い故是非なしとして...
南方熊楠 「十二支考」
...文学の創造の中で故郷は昔と違った実際の姿でかかれるときがきている...
宮本百合子 「故郷の話」
...昔あったような絵具がいまはないとか...
柳田国男 「故郷七十年」
...それは彼が昔から見慣れている風景に違い無いのであったが...
夢野久作 「木魂」
...そして、私はもう諦めているんだけれど、町画師の春作というしがない男が、昔、江戸の裏町の隅ッこで、凝(じっ)と、お前さんを想いつづけていたという事だけを覚えていておくんなさいね...
吉川英治 「魚紋」
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