...その夜の明け方の寒さやら...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...あすの明け方には再び此処へ戻って参ります...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...明け方になつて、やつと、とろ/\したら妙な夢を見た、亡弟新婚を訪ねたことなど...
種田山頭火 「一草庵日記」
...明け方に眼が覚めて物思ひに耽つた...
種田山頭火 「其中日記」
...(退場)エピホードフ 今ちょうど明け方の冷えで...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...明け方の風のように冷ややかな風が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...『明け方になって...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...――この寒い明け方の鶏鳴よ!私の青春も過ぎた...
中原中也 「山羊の歌」
...その夜は、軽石の浜で身体を寄せあって眠ったが、明け方近く、さかんに風が吹きだして、船も艀(はしけ)ももろともに粉々にし、岸波(きしなみ)が船板だけを返してよこした...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...明け方、たつたいま起きたばかりのところと見える...
堀辰雄 「詩集「窓」」
...……明け方近く、私はふと目をさました...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...「先日霧の濃く降っておりました明け方に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...明け方のお勤めを仏前で宮のあそばされる間に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何でも明け方になつて死んでゐたのが分つただけだ...
室生犀星 「命」
...病(やまい)のためか、殊に、近頃は、怏々(おうおう)として、生を楽しまない風があったが、病にもがき死すよりはと、四月十四日、自室に籠(こも)って腹を切り、十六日の明け方、ついにこときれたものだとある...
吉川英治 「新書太閤記」
...――お上の高札にも、夜明け、明け方、午(ひる)でも一人歩きはならぬと、辻々に書いてあるじゃございませんか」「そうだったかなあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...明け方のわずかを...
吉川英治 「親鸞」
...むりに眠ろうとして明け方にいたったのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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