...「その朝でさえ『三月三日この池より竜昇らんずるなり』の建札は...
芥川龍之介 「竜」
...精神の昇華、神経の洗煉は大仏師定朝となって現前する...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...立ち昇る煙それ自体で救はれてゐるのである...
太宰治 「お伽草紙」
...老嫗は起って昇降口の扉を開けてまず自個(じぶん)で降りた...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...高い老樹の梢(こずえ)の間(あいだ)に立昇る...
永井荷風 「狐」
...當時の内閣大臣一同の叙爵につれて子爵に昇つたのは事實である...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...普通の条件で出来た雪の結晶を放置してその昇華蒸発を調べた場合の実験とを行った...
中谷宇吉郎 「雪」
...町並の上に昇った朝日に照らされて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それだもんだから……ネ……貴君(あなた)もネ……」ト眼元と口元に一杯笑いを溜(た)めてジッと昇の貌を凝視(みつ)めて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「昇給酒合戦」に手を入れる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ぴょこんぴょこんと跳(は)ねるような恰好(かっこう)をして昇ってゆくのが認められた...
堀辰雄 「美しい村」
...およう達の家からもそれが一すじ立ち昇っているのが見られた...
堀辰雄 「菜穂子」
...今夜の集会(あつまり)で全教会員に押されて長老(エルダア)の地位に昇格することになっていた...
牧逸馬 「双面獣」
...村の家々から立ち昇る煙りがくつきりと判別された...
牧野信一 「山を越えて」
...立ちどまりもせずに昇って行く...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...一番手っ取り早く説明するのは電車の昇降であるが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...右大将に昇進した時なのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...あの凄まじい焔と黒煙が立ち昇り出してからは...
吉川英治 「源頼朝」
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