...此方(こつち)が先だ、否(いや)、此方が早いと、他の者まで面白づくで騒ぐ...
石川啄木 「鳥影」
...……桃も桜も、真紅(まっか)な椿も、濃い霞に包まれた、朧(おぼろ)も暗いほどの土塀の一処(ひとところ)に、石垣を攀上(よじのぼ)るかと附着(くッつ)いて、……つつじ、藤にはまだ早い、――荒庭の中を覗(のぞ)いている――絣(かすり)の筒袖を着た、頭の円い小柄な小僧の十余りなのがぽつんと見える...
泉鏡花 「絵本の春」
...仕事の早いのには全くおどろかされる...
海野十三 「海底都市」
...月の南中の早い遅いは...
海野十三 「火星兵団」
...早いところ何者かによって掏(す)りかえられていたので...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...」「早い話が『人間は死すとも霊魂は不滅である』という...
海野十三 「十年後のラジオ界」
...手さぐりで飛び出すが早いか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...卓子の上の空のビール瓶を取るが早いか...
豊島与志雄 「在学理由」
...まだ屍骸(しがい)というには早いけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...起ったと思うが早いか...
夏目漱石 「坑夫」
...さういふが早いか...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...早い夕食の膳に向っていると...
宮本百合子 「田舎風なヒューモレスク」
...春の早いころでした...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...……早い話しがこの竜神川です...
山本周五郎 「半之助祝言」
...火アシの早いのと飛火の多いので大火になったが...
山本笑月 「明治世相百話」
...早い速度で飛んで行けるものとは誰が想像し得よう...
夢野久作 「一足お先に」
...少し時刻には早いけれど...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...いい所へ戻ってきたと一足跳(と)びにそこへ来るが早いか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
