...忠一さんは日増しに惡くなる樣ですね...
石川啄木 「足跡」
...日増しに懇意になるにつれて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...悦子の病気がそう云う風に日増しに快癒しつつあった五月上旬のことであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...勝ち誇ったる檜垣衆は日増しに猛威を逞(たくま)しゅうして...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...日増しに伸(の)びる歳頃の発育の力を抑(おさ)えきれないものがあって...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...して彼が(日増しに)機嫌惡るく(moody)不平に(discontented)成り行く(growing)のに母は氣が付いた(began to see that……)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...こうして日本の教育は日増しに精神手工業的な村塾道場主義に傾いて行くのである...
戸坂潤 「社会時評」
...それに交通運輸機関の著しい発達の必要がこの論理の国際性を日増しに現実的なものにして行きつつある...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...近頃は一日増しに憂鬱(いううつ)になつて行きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...水茶屋は日増しにさびれて行く様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...隣の俗物は苦もなく日増しに女に親しむ様子で...
二葉亭四迷 「平凡」
...私は日増しにここの奇矯さに馴染んでいき...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...私の疑念は日増しに進んで...
牧逸馬 「土から手が」
...日増しに暑くなつて来る...
牧野信一 「或る日の運動」
...日増しに厭世的になつて来る...
牧野信一 「素書」
...そして、時々庭を歩いてそれらを探っては、日増しに、いろいろの草木が伸びて行くのを知るわけである...
宮城道雄 「触覚について」
...用いるにつれて器の美は日増しに育ってくる...
柳宗悦 「民藝四十年」
...曹操は敗色日増しに加わる味方を見て...
吉川英治 「三国志」
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