...此等は凡て自己にとりて新たなる獲得であつて決して模倣ではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...そうしておいて再び左手を下げて糸を紡錘の針の先端にからませて撚りをかけながら新たな糸を引き出すのである...
寺田寅彦 「糸車」
...この同じ長崎の地から追放された西洋印刷術を思ひ出すとき感慨新たなるものがあるだらう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...それが今後の新たな生活に対する不安ともなった...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...新たなクラシック時代の女性が出て来るでしょうから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もしくは局限した新たな文芸...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...新たな深淵を覗きこむような怖れと寂寥が襲ってきました...
豊島与志雄 「水甕」
...新たな考え方「働き」或いは「機能」(ファンクション)でもって解かなければ...
中井正一 「機構への挑戦」
...十九世紀のあらゆる作曲法をも打ち破る新たなる形式を繰りひろげてきたのである...
中井正一 「美学入門」
...客體の意味聯關に斷絶を命じつつ新たなる内容と從つて新たなる聯關とを與へるであらう他者...
波多野精一 「時と永遠」
...滿足はいつも新たなる不滿足に早變りする...
波多野精一 「時と永遠」
...ソヴェトは五ヵ年計画でここに新たな大製麻工場を建てようとしている...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...私たちの心にはやがて新たな疑問が擡頭して来ることを否めない...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...既往の文学理論に対して新たなものを樹てたのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
三好達治 「朝菜集」
...未だ依るべき新たなる形式を得ざるゆえである...
森鴎外 「なかじきり」
...前のパラグラフでも「新たな著者が現われて……」などといっている通り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今はまた新たなる栽培を要するにいたったが...
柳田国男 「雪国の春」
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