...取次の者がその由を言つて断ると...
薄田泣菫 「茶話」
...配達小僧が今夜学に行くという理由をもって得意の注文を断ることが出来ない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...私が断るわよ」と...
田中貢太郎 「妖影」
...とても彼女の申出(もうしい)でを断る勇気はありませんでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...またまたインテリゲンチャ(俗に知識階級と呼ばれるがこの呼び方が不都合であることは今更断る迄もない)が...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...これは、断るまでもなく、人間の在りかたについてのことであり、文学上のことである...
豊島与志雄 「私の信条」
...断る口実は立派にある...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...昼飯をすますと直様(すぐさま)お千代は派出婦会との契約を断るために出て行く...
永井荷風 「ひかげの花」
...縁談を断る方は単独にも何遍となく決定が出来た...
夏目漱石 「それから」
...代助は縁談を断るより外に道はなくなった...
夏目漱石 「それから」
...けんもほろろに断る勇気もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」と断るのであったが...
細井和喜蔵 「女給」
...妾は何んでもなく断ることも出来るのよ……」何をはなしても滅多に笑ひ顔を浮べることもないハルミが...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...今後お前には教室の書物も標品も見せる事は断る」というのである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...断っちゃってジイッと我慢し通してんのよ」「馬鹿……何だって断るんだ...
夢野久作 「二重心臓」
...「――余の儀でもありませんが、先頃、ごんぞと申す小者をもって、一応、御意向を伺ってみたあのことについてです」云い出す、のッけに、「その儀なれば、返書いたした通り、はっきり断る...
吉川英治 「新書太閤記」
...客商売の断るかけひきはままあるので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ごめんをこうむる」あっさり断ると...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
