...烏啼の身内と分ったからにゃ、話はお断りだ...
海野十三 「暗号の役割」
...「そうではないか、X大使、断りもなく、わがクロクロ島の内部まで侵入して来るような相手に対しては、吾々は、いかなる手段を用いても、防衛するのだ...
海野十三 「地球要塞」
...一見して伴天連(ばてれん)たる西人(せいじん)の手になつたものだらうと思はれるやうな所があると断り書まで添へたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...「いや貴方のお店で○○さんの注文をお断りになったので私の方へとばっちりが来て困りましたよ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...「兎(と)に角(かく)上って戴きなさい」彼女はそれをよいしおに、垣根のところからまだ首を出していたシュトルツ夫人に、「お客様でございますから、………」と、断りを云って、今朝から何度か泣いたりして脹(は)れぼったくなっている眼の縁を直すために二階へ上った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...断りの電報を打つ...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...二度目には判然(はっきり)断りました...
夏目漱石 「こころ」
...「断りますか」と聞いた...
夏目漱石 「それから」
...厭味とか厭味でないとかいう事は前にも芸術上の批判であると御断りしておきましたが...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...――どうせ御断りになったでしょうね」「うん...
夏目漱石 「道草」
...はっきりお断りしました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...お断りしておきますが...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...我輩の言方即ち忠告のManner(マンナア)が気に喰(く)わんと云うのか」「勿論(もちろん)Manner も気に喰(くわ)んサ」「Manner が気に喰わないのなら改めてお断り申そう...
二葉亭四迷 「浮雲」
...女中にお断りを申上げるように言い附けて置いて...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...芥川の断り方は余裕があって...
室生犀星 「芥川の原稿」
...さもないと将来の御相談は一切お断りしますよ...
夢野久作 「二重心臓」
...拙者も大夫のお断りが御尤もだと心得る』『なぜ?』玄渓は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...セブの君公が兵隊を出そうとするのを断り...
和辻哲郎 「鎖国」
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