...新しく打つたらしい杭の上に五斛納釜(ごくなふがま)を五つ六つ...
芥川龍之介 「芋粥」
...更に幾斛の油を注がれたりしならむ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...この忠告を受けた時の二葉亭の胸中万斛(ばんこく)の遺憾苦悶は想像するに余りがある...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...見渡すかぎり、恰も一幅の墨繪の如く、三伏のあつさもこの一雨に洗はれて、萬斛の凉味、乾坤に溢る...
大町桂月 「八鹽のいでゆ」
...ただ我ら万斛(ばんこく)の悲しみを誘うのみであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...残り十五斛ばかりも有るべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...山茶花や木斛や木犀や檜葉などの茂みの中に...
豊島与志雄 「聖女人像」
...木斛(もっこく)なぞいう常磐木(ときわぎ)の葉が蝋細工のように輝く...
永井荷風 「写況雑記」
...噴火孔(ふんかこう)から吹き出す幾万斛(いくまんごく)の煙りは卍のなかに万遍(まんべん)なく捲(ま)き込まれて...
夏目漱石 「二百十日」
...僕は君に万斛(ばんこく)の同情を寄せている...
二葉亭四迷 「平凡」
...その裏面には実に万斛(ばんこく)の涕涙(ているい)を湛(たた)うるを見るなり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...『諸経要集』に引いた『譬喩経』に富人が穀千斛(ごく)を地に埋め...
南方熊楠 「十二支考」
...『阿育王譬喩経』には大長者が窖(あな)に穀千斛を蔵し...
南方熊楠 「十二支考」
...彼が往った方へ二百歩往かば朽木の下に十斛の金を盛った甕がある...
南方熊楠 「十二支考」
...七斛(ごく)を獲る者あり...
南方熊楠 「十二支考」
...万斛(ばんこく)の油が一夜にともされるという騒曲の灯の...
吉川英治 「三国志」
...兵糧米二万斛(こく)の借用を申しこむと...
吉川英治 「三国志」
...一斗の瓶(かめ)へ百斛(こく)の水を容れようと考える男があれば...
吉川英治 「三国志」
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