例文・使い方一覧でみる「文箱」の意味

「文箱」の意味

手紙や文書を入れる箱

「文箱」の例文(場面別)

  • ビジネス重要な契約書は文箱に保管し、施錠管理を徹底してください。
  • 家庭祖母の文箱から戦時中の手紙が見つかり、家族で感慨にふけった。
  • 歴史資料博物館に展示された江戸時代の文箱から、当時の町人の暮らしを記した文書が発見された。

スポンサーリンク

小説での「文箱」の使い方

...こっそり赤い文箱に仕舞い込みました...   こっそり赤い文箱に仕舞い込みましたの読み方
太宰治 「虚構の春」

...と申しますのは、五月二十五日のこと、夜(よ)更けて治部少輔殿のお邸へ、何者とも知れず文箱(ふばこ)を持参いたして参り、聚楽より参った者でござりますが、これから浅野弾正殿のお邸へ伺わなければなりませぬ、急ぎますから帰りに御返事を戴きますと云い残して、帰った者がござりますので、番所の者がそれを殿へ差し上げますと、文箱の上に、石田治部殿まいると書いて、誰とも名を記してござりませなんだ...   と申しますのは、五月二十五日のこと、夜更けて治部少輔殿のお邸へ、何者とも知れず文箱を持参いたして参り、聚楽より参った者でござりますが、これから浅野弾正殿のお邸へ伺わなければなりませぬ、急ぎますから帰りに御返事を戴きますと云い残して、帰った者がござりますので、番所の者がそれを殿へ差し上げますと、文箱の上に、石田治部殿まいると書いて、誰とも名を記してござりませなんだの読み方
谷崎潤一郎 「聞書抄」

...それが呉葉の持つて行つた文箱を受取つた...   それが呉葉の持つて行つた文箱を受取つたの読み方
田山花袋 「道綱の母」

...暫くして出來た返事をもとの文箱に入れてそのまゝ呉葉にもたせてやつた...   暫くして出來た返事をもとの文箱に入れてそのまゝ呉葉にもたせてやつたの読み方
田山花袋 「道綱の母」

...いや、手ずさみではありません、これからは一世一代の発明として、実用に供してみようという準備の細工なんですが」「まあ、鳩をみんなお出しになって、並べてしまいましたね」「ええ、その鳩のために、この白樺の皮の工夫があるのです」「何になさいます」「まあ、おすわりなさい、少しぐらいいいでしょう、ほんとに暫くでしたから、まあお話ししていらっしゃい、お茶をいれて、蕎麦饅頭(そばまんじゅう)を御馳走します」「どうぞ、おかまい下さいますな」「まあ、お話しなさい、それに、この大発明について、あなたのお知恵も拝借したいと思っていたところですから」「わたしに知恵なんてございませんが、当ててみましょうか」「当てて御覧なさい」「この鳩に持たせる軽い文箱(ふばこ)を、その白樺の皮でこしらえようとして、苦心していらっしゃるのでしょう」「図星(ずぼし)!」賢次は、わが意を得たりとばかり喜んで、「お雪ちゃんの頭のいいことは、今に始まったことじゃないが、全く恐れ入ったものです、それに違いないのです、よくそこまで想像が届きましたね」「なに、頭のいいこともなにもあるものですか、あなたはこのごろ、しょっちゅう、そうおっしゃってじゃありませんか、この三つの籠(かご)のうち、一つは飛騨(ひだ)の平湯行、一つは信州の松本行、一つは尾張の名古屋行だが、これに持たせてやる文箱(ふばこ)が無い、文箱が無くては、鏡山のお初でさえ困るだろうから、ひとつこの鳩に持たせる文箱を工夫してやりたいなんぞと、口癖のようにおっしゃっていらっしゃったではありませんか」「そうでしたかね、そんなことを口走りましたかね、あんまりのぼせていたものですから、自分では気がつきませんでした」「そうして、御工夫がつきましたの、その発明とやらが成就(じょうじゅ)なさいましたの」「成就はしませんが、目鼻は明いたようなものです、御覧なさい……」北原賢次は、薄目になめした皮で、小さな目籠のようなものを仕立てたのを、取り上げてお雪の目の前に出し、「これなら、この平和の使に持たせてやっても荷にはなりますまい...   いや、手ずさみではありません、これからは一世一代の発明として、実用に供してみようという準備の細工なんですが」「まあ、鳩をみんなお出しになって、並べてしまいましたね」「ええ、その鳩のために、この白樺の皮の工夫があるのです」「何になさいます」「まあ、おすわりなさい、少しぐらいいいでしょう、ほんとに暫くでしたから、まあお話ししていらっしゃい、お茶をいれて、蕎麦饅頭を御馳走します」「どうぞ、おかまい下さいますな」「まあ、お話しなさい、それに、この大発明について、あなたのお知恵も拝借したいと思っていたところですから」「わたしに知恵なんてございませんが、当ててみましょうか」「当てて御覧なさい」「この鳩に持たせる軽い文箱を、その白樺の皮でこしらえようとして、苦心していらっしゃるのでしょう」「図星!」賢次は、わが意を得たりとばかり喜んで、「お雪ちゃんの頭のいいことは、今に始まったことじゃないが、全く恐れ入ったものです、それに違いないのです、よくそこまで想像が届きましたね」「なに、頭のいいこともなにもあるものですか、あなたはこのごろ、しょっちゅう、そうおっしゃってじゃありませんか、この三つの籠のうち、一つは飛騨の平湯行、一つは信州の松本行、一つは尾張の名古屋行だが、これに持たせてやる文箱が無い、文箱が無くては、鏡山のお初でさえ困るだろうから、ひとつこの鳩に持たせる文箱を工夫してやりたいなんぞと、口癖のようにおっしゃっていらっしゃったではありませんか」「そうでしたかね、そんなことを口走りましたかね、あんまりのぼせていたものですから、自分では気がつきませんでした」「そうして、御工夫がつきましたの、その発明とやらが成就なさいましたの」「成就はしませんが、目鼻は明いたようなものです、御覧なさい……」北原賢次は、薄目になめした皮で、小さな目籠のようなものを仕立てたのを、取り上げてお雪の目の前に出し、「これなら、この平和の使に持たせてやっても荷にはなりますまいの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...この程度に薄めて、この裏へ通信の文字を認(したた)めるんです、そうしてこうクルクルと捲いて、鳩の風切羽(かぜきりば)か、足のところへそっと結びつけるのですな、そうすれば、紙と違って、雨に逢っても、まず大丈夫だろうと思うんです」「可愛らしい文箱ですね」「お使者が可愛らしいから、文箱もそれに準じてね」「ですけれども、これでは字を認めるところが、あんまり狭いではありませんか」「その辺が精一杯ですよ、それより広くした日には、使者に持ちきれません」「これでは、三十六文字ぐらいしか書けませんのね」「眼鏡をかけて書けば、百字は書けますよ」「でも、せっかくのたよりに百字ぐらいでは、何にも、言いたいことが言えないじゃありませんか」「それはお雪ちゃんのような、文章家には、ずいぶん不足でもありましょうが、きんきゅうの用事ですと、百字書ければ大抵の要領は書けますからね」「ねえ、北原さん」お雪は何と思ったか、腰を落着けるようにして、籠の中の鳩を見ながら賢次の方にすりよって――「北原さん、今わたしも思いついてよ、この鳩と、その文箱を、わたしにも貸して下さらない?」「ええ、お貸し申しますとも、これだけあるのですからお望み次第です」「どうぞお貸し下さい、わたしは、この鳩に頼んで上野原まで使に行ってもらいましょう、それともう一箇所は房州まで……」「そいつはいけません、鳩というやつは、よく使をするにはしますけれども、無条件でどこへでも行くというわけにはいかないのです、ある特定の場所のほかへは、自由に使命を果しに行く能力がありません、そこが畜生の悲しさですね」「でも人間と違って、羽で行くんですから、どこへでも行けそうなものですのにねえ」「それが実際そうはいかないので、この籠の分は飛騨(ひだ)の平湯行、こちらのは信州の松本行、それから、これが尾張名古屋、三カ所に限ったものです...   この程度に薄めて、この裏へ通信の文字を認めるんです、そうしてこうクルクルと捲いて、鳩の風切羽か、足のところへそっと結びつけるのですな、そうすれば、紙と違って、雨に逢っても、まず大丈夫だろうと思うんです」「可愛らしい文箱ですね」「お使者が可愛らしいから、文箱もそれに準じてね」「ですけれども、これでは字を認めるところが、あんまり狭いではありませんか」「その辺が精一杯ですよ、それより広くした日には、使者に持ちきれません」「これでは、三十六文字ぐらいしか書けませんのね」「眼鏡をかけて書けば、百字は書けますよ」「でも、せっかくのたよりに百字ぐらいでは、何にも、言いたいことが言えないじゃありませんか」「それはお雪ちゃんのような、文章家には、ずいぶん不足でもありましょうが、きんきゅうの用事ですと、百字書ければ大抵の要領は書けますからね」「ねえ、北原さん」お雪は何と思ったか、腰を落着けるようにして、籠の中の鳩を見ながら賢次の方にすりよって――「北原さん、今わたしも思いついてよ、この鳩と、その文箱を、わたしにも貸して下さらない?」「ええ、お貸し申しますとも、これだけあるのですからお望み次第です」「どうぞお貸し下さい、わたしは、この鳩に頼んで上野原まで使に行ってもらいましょう、それともう一箇所は房州まで……」「そいつはいけません、鳩というやつは、よく使をするにはしますけれども、無条件でどこへでも行くというわけにはいかないのです、ある特定の場所のほかへは、自由に使命を果しに行く能力がありません、そこが畜生の悲しさですね」「でも人間と違って、羽で行くんですから、どこへでも行けそうなものですのにねえ」「それが実際そうはいかないので、この籠の分は飛騨の平湯行、こちらのは信州の松本行、それから、これが尾張名古屋、三カ所に限ったものですの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...文箱(ふばこ)がありません...   文箱がありませんの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...「何だ」半之丞は御墨附を入れた大事の文箱を...   「何だ」半之丞は御墨附を入れた大事の文箱をの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...さて出かけようとして次の間の机の上に置いた文箱を取り上げて驚きました...   さて出かけようとして次の間の机の上に置いた文箱を取り上げて驚きましたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...文箱はお前さんの目の前で摺(す)り換(か)へられた筈だ...   文箱はお前さんの目の前で摺り換へられた筈だの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...御墨付を文箱(ふばこ)に納めて持ち帰らせましたが...   御墨付を文箱に納めて持ち帰らせましたがの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...文箱は念入りに検(しら)べたろうな」「見ましたとも」「塗(ぬり)か紐(ひも)に汚れはなかったかい...   文箱は念入りに検べたろうな」「見ましたとも」「塗か紐に汚れはなかったかいの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...御墨付の文箱を摩(す)り替えるつもりだったろう...   御墨付の文箱を摩り替えるつもりだったろうの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...もとの通り文箱の高紐を結んで返しながら...   もとの通り文箱の高紐を結んで返しながらの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...よく文箱(ふばこ)や袋物などに見られます...   よく文箱や袋物などに見られますの読み方
柳宗悦 「手仕事の日本」

...「いつも文箱(ふばこ)の上に載っているあの文鎮を貸して頂きたいのです」と云った...   「いつも文箱の上に載っているあの文鎮を貸して頂きたいのです」と云ったの読み方
山本周五郎 「日本婦道記」

...文箱はここにあるが』『じゃあ...   文箱はここにあるが』『じゃあの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...作法振った文箱の返し方に...   作法振った文箱の返し方にの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「文箱」の読みかた

「文箱」の書き方・書き順

いろんなフォントで「文箱」

「文箱」の電子印鑑作成


ランダム例文:
反逆者   パル   気をもませる  

2027年未年の年賀状|実は縁起が良い「羊」の漢字とNGワード

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう??

時事ニュース漢字 📺
有志連合   下克上   大阪都構想  

スポンサーリンク