...几案(きあん)整然として...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...うわべは整然としてるようであるが...
豊島与志雄 「立枯れ」
...すべて整然と分類されていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...整然と進んでいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...(成る程、遠くまで届くものだな)近藤は、立木の背後で、散兵線を作って、整然として、少しずつ前進してくる敵に、軽蔑と、感心とを混合して、眺めていた...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...憑かれたように、手を振り、棒を振って、喚きながら歩いて来た無頼の一隊が、角を曲ると、薩摩の侍が、四角い白地の旗に丸に十の印をつけて、整然として、二尺ずつの間を開けて、槍を立てていた...
直木三十五 「南国太平記」
...その台(だいしゃ)樹木(じゅもく)の背景常に整然として模様に斉(ひと)しき快感を覚えしむ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...強いて難を云へば段落と順序が整然として居らん...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...この有様でございました」主人の説明は用意されたように整然としておりますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから、数分の後、整然と、現場をすてた仲仕たちを乗せて、大伝馬船は、寿満(すま)丸の舷側を離れた...
火野葦平 「花と龍」
...劇の組立ては整然としてゐて...
平林初之輔 「文学方法論」
...父が駆け引きの人質じゃないことです」ビートリスが冷静に整然と話している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...このように四時葉色が変らず質も剛くその整然として細裂している葉姿も頗るよいので...
牧野富太郎 「植物記」
...その上掛軸や活花(いけばな)が整然として飾られているように思われた...
室生犀星 「香爐を盗む」
...けれども整然と賢く巧みにいうことは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...整然と行列を立てたまま上の方へ消え失せて行く...
夢野久作 「怪夢」
...頭の中の神経細胞がちゃんと秩序を回復していて気を付けの号令をかけられた軍隊のように整然としている気持ちよさとを...
夢野久作 「暗黒公使」
...頼む」「では」村重は、もう整然と、隊伍を作って部下へ、「追えるだけ追いつめろッ」と、陣刀を一揮(いっき)した...
吉川英治 「新書太閤記」
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