...男は世故に長けて來ると共に段々情愛を深めて行くものだが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...夫故に子弟たち若い者を戒めて兎角に学校の教課書以外の書物を読んではならぬと厳重に叱りつけて...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...故に苦難と痛苦は...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...何故に来ないかというに...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...それ故に文明が進歩せぬ...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...いまだ全部の完結せざる故にや...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...故に最初吾々が出発した実在・通路の対立が――形式・内容の対立に於てもそうあったように――静的であったのではその対立は無益である...
戸坂潤 「性格としての空間」
...異人館なるが故に寝泊りを黙許しているだけの...
中里介山 「大菩薩峠」
...「はい、お聞きの通りでございます」「そうして、あの長浜に御親類のお方が、たいそう出世をあそばしておいでなさいますそうで、それへ御子息をたのみにおいでの由を承りましたが」「はい、仰せの通りでございます」「つきましては、甚(はなは)だ不躾(ぶしつけ)でございますが、わたくしの考えだけを申し上げますと、それはおやめになった方がおためかと考えますのでございますが……」「何と仰せになりましたか」「はい、御子息様を御親類の方へお連れあそばして出世をおさせ申すことは、おやめになった方がおよろしくはございませんかと、わたくしはさように申し上げたのでございます」「では、わたくしたちが長浜へ参るのは、悪いとの仰せでございますか」「その通りでございます、御子息様をお連戻しになって、尾張の中村へお帰りになるのが、あなた様方のおためかと存じまして」「それはいったい、どういうわけでございましょう」「まあ、お聞きあそばせ」水門に腰かけている美人は、提灯(ちょうちん)を提げていささか立ち煩(わずら)っている賢母に向って、あらためて物語をはじめました、「わたくしは、出世をすることが必ずしも人の幸福(しあわせ)ではないと覚えておりまする、幸福でないのみならず、出世をするのは、人間の最も大きな不幸と災禍(わざわい)の門を入るものと覚らずにはおられないのでございます、それ故に、あなた様方の、只今のお話を、ここでお聞過しにするに忍びないのでございまして」「異(い)なことをおっしゃいます、それは不祥なお言葉でございます」「せっかくの御子息の門出に、ケチをつけるというつもりは毛頭ございません、身につまされましたものでございますから――つまり、わたくしというものが、その出世にあやまられた一つの見せしめなんでございまして」「いったい、あなた様はどなたでいらっしゃいますか」賢母は、美人の言い廻しの奇怪なるに、ついその身の上の素姓(すじょう)を問いたださざるを得ない気持にさせられたようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...智恵浅きが故に智恵浅しと言うに異ならず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...軍器は最早不用なるが故に...
福沢諭吉 「帝室論」
...チヤチな東京版画(それ故にこそなつかしい!)を沢山描いた...
正岡容 「下町歳事記」
...故に仰臥の時は左の膝は常に立て居るなり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...恰もそれが我々の經驗に於ける一契機であるが故に...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...それ故に寝るという語を避けて言わず...
柳田国男 「年中行事覚書」
...故に単なる愛惜の情からでなくとも...
柳田国男 「山の人生」
...故に、菊池氏の生涯は、ただに文壇の足跡ばかりでなく人物觀の對象としても、つねに毀譽褒貶のなかにあつた...
吉川英治 「折々の記」
...故に、これらの新兵器を蜀が持つことによって、蜀の兵が弱まるようなことがあっては断じてならないと、それを将来のために今から案じられる」と云い、またさらに、「初め、藤甲軍の現われた時は、ちょっと自分も策に詰ったが、それは彼の有利な行動のみ見せつけられていたからで、翻(ひるがえ)って、彼の弱点を考えてみると、当然――水ニ利アルモノハ必ズ火ニ利ナシ――の原理で、油漬けの藤蔓甲(ふじづるよろい)は、火に対しては、何の防ぎにもならぬのみか、かえって彼ら自身を焼くものでしかないことに思い当った...
吉川英治 「三国志」
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