...ほんとに故郷へ歸つたやうに氣樂になつたと喜んでゐたから...
會津八一 「綜合大學の圖書」
...故意に出でたる悪戯なることが分かった...
井上円了 「おばけの正体」
...白い喉(のど)を見せて歩く蓮葉者(はすはもの)の故意(わざ)とらしいあどけなさ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...……今まで何故引込んでいたんだ」大隅学士は...
海野十三 「地球盗難」
...何故ならば、夜も漸(ようや)く更けて来たし、それにかの血色の薄絹を通して、流込む光の赤さが、いよいよ不気味に冴えて来たからである...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...悟るが故に十方は空なり...
高神覚昇 「般若心経講義」
...何の縁故も無い下宿に...
太宰治 「人間失格」
... 670「*眠」と「死」とに一齊に故郷に擔ひ去らしめよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼は故郷に屏居(へいきょ)せしめられたるに係(かか)わらず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...いかなる親近故旧といえども...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんな不可能な事ならば何故君は僕の処へやって来たんだ...
浜尾四郎 「正義」
...さんざん事故ったから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...彼は何故ともなくその面前では相手の者を信用させる徳か技に似たものを持つてゐますが抽象的には断じて信用の出来兼ねぬ銀ながしだ左うであります...
牧野信一 「月あかり」
...かつ他の貝類に比して消化良き故最も賞用せらるる...
村井弦斎 「食道楽」
...人情に基くが故にその教えが深いのである...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...知らぬ間に鳴らさむとして覺られて笹紅匂ふ唇にふたゝび珠を返せしも人故妻を逐はれて知るは二人の涙のみ(羨ましきは羽すりて雌雄共に棲む白鳥よ)美しき物...
横瀬夜雨 「花守」
...午前観たカテドラルの下(もと)を今一度徘徊してン・ダイクの故(こ)宅の前の店でエスカウト河の帆掛船(ぶね)の景色を描(か)いた小さな陶器を買つて居ると...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...故劉表に託されて...
吉川英治 「三国志」
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