...膝を攫んだ手の指の太さは...
石川啄木 「菊池君」
...水に攫(さら)われるような憂(うれい)はない...
泉鏡花 「浮舟」
...大不出来(おおふでか)しに打攫(ふんづか)まって...
泉鏡花 「婦系図」
...早瀬主税は攫徒の補助をした東京の食詰者(くいつめもの)です...
泉鏡花 「婦系図」
...その一つの端を攫んだと思ふと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...物を攫(つか)まんとて飛びかける鷲(わし)の如し」との悲歎の語が二十五...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...私だつて愛する…………』そしてすばしこく相手の手からその石をひつ攫(さら)つたかと思ふと...
薄田泣菫 「石を愛するもの」
...あの攫われた弁信を如何(いかん)ともし難い焦躁が...
中里介山 「大菩薩峠」
...兼(かね)博勞(ばくらう)はうまく或(ある)物(もの)を攫(とら)へた樣(やう)に得意(とくい)に成(な)つて村落中(むらぢゆう)へ響(ひゞ)かせた...
長塚節 「土」
...聳然(すつくり)と空(そら)に奔騰(ほんたう)しようとする焔(ほのほ)を横(よこ)に壓(お)しつけ/\疾風(しつぷう)は遂(つひ)に塊(かたまり)の如(ごと)き火(ひ)の子(こ)を攫(つか)んで投(な)げた...
長塚節 「土」
...因縁(いんねん)だなどと雲を攫(つか)むような事を考えるのは一番嫌(きらい)である...
夏目漱石 「琴のそら音」
...巨濤(きょとう)が人間を攫(さら)い閃光(せんこう)が闇(やみ)を截切(たちき)る...
原民喜 「火の唇」
...あなたが攫(つか)み出して来れば...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...引っ攫(つか)んで...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...いわゆる巨万の一攫を夢みることもできるし仲間買(コンパニー)もやれるし合八(ごうはち)もできるし...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...稚子攫いを職業にする悪者は...
吉川英治 「親鸞」
...銭を攫(さら)って行こうという量見だったにちげえねえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...雨風に攫(さら)われて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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