...大木(たいぼく)の梢(こずえ)へ攀(よ)ぢて...
泉鏡花 「印度更紗」
...その上へなお攀上(よじのぼ)ろうとする廊下であった...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...若い時には相応に折花攀柳(せっかはんりゅう)の風流に遊んだものだ...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...明智はその石垣を攀昇(よじのぼ)って...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...先んじて登攀して...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...おいでなされませ」岩山の間の道を攀(よ)じのぼって...
田中貢太郎 「轆轤首」
...剣山に攀ずるの苦痛に至りては何人も実に逡巡避易(しゅんじゅんへきえき)せざるを得ず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...逸早くメイン・マストへ攀(よ)じ上って...
中里介山 「大菩薩峠」
...是等の登攀者と同一な地位に立つてゐると云ふ事を知つた...
夏目漱石 「それから」
...攀(よ)じあがるのも...
夏目漱石 「幻影の盾」
...「親分さん」崖(がけ)や岩に攀上(よじのぼ)るとき...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから或傾斜地に立った療養所の方へ攀(よ)じのぼり出した...
堀辰雄 「菜穂子」
...峡中第一の難処といふ鳥居嶺は若葉の風に夢を薫らせて痩せ馬の力に面白う攀ぢ登る...
正岡子規 「かけはしの記」
...草卒深忻遂宿攀...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...近攀綺席侍杯盤...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そこから城壁へ攀(よ)じのぼるのだった...
吉川英治 「黒田如水」
...岩山のみねへ攀(よ)じ上(のぼ)って行った...
吉川英治 「源頼朝」
...――そして思わず攀(よ)じのぼって来た脚下(あしもと)を見おろすのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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