...一言でいえば私は登攀者であると同程度に旅人だったのである...
石川欣一 「可愛い山」
...されど其多くは幻影を追ふてバベルの塔を攀(よ)ぢ登るに過ぎない...
石川三四郎 「土民生活」
...この機密に攀(よ)じのぼるための何かの足掛りを得たいつもりだった...
海野十三 「流線間諜」
...索を手繰りながらずんずんと攀(よ)じ登り...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...剣山に攀ずるの苦痛に至りては何人も実に逡巡避易(しゅんじゅんへきえき)せざるを得ず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...躍り上り攀じ登ってみたい...
豊島与志雄 「悪夢」
...岩壁は攀登(よじのぼ)れそうもないので...
中島敦 「光と風と夢」
...熊笹の茂つてゐる一間余りの崖を攀(よ)ぢ登ると上から手を差し延べた...
長與善郎 「青銅の基督」
...屋敷の内側から浮き上がるやうに攀(よ)ぢ登つた者があります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「南無――」欄干へ攀(よ)じ登ったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さう云ふ奴が棒を攀ぢ登つて行つて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
......
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...峡中第一の難処といふ鳥居嶺は若葉の風に夢を薫らせて痩せ馬の力に面白う攀ぢ登る...
正岡子規 「かけはしの記」
...喘ぎ喘ぎ鉄桟を切なく攀る千鶴子の手を...
横光利一 「旅愁」
...丈(たけ)高き梢(こづゑ)にさへも攀(よ)ぢゆくよ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...攀(よ)じてはまた辷(すべ)る...
吉川英治 「新書太閤記」
...岩山のみねへ攀(よ)じ上(のぼ)って行った...
吉川英治 「源頼朝」
...「大変だ、行ってみろ」道を攀(よ)じ、藤づるを攀じ、賊はまた、上へ這い上がった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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