...豫め彼自身の燃ゆるが如き心臟によつて端的に擯斥されたものである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ただにこれを擯斥するのみならず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...なにゆえ外道は擯斥すべきやを知らず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...世間が私通や不品行を擯斥(ひんせき)するのを偏見だというのか?」「そうとも...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...マレンゴーの剣は擯斥(ひんせき)すべきもので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...官吏は佞弁(ねいべん)邪智に富むものにあらざれば立身せず故に余擯斥(ひんせき)して途上に逢う事あるも顔を外向け言語を交えざる事既に十年を越ゆ...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...危険な奴として擯斥(ひんせき)すべきはずなのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...右を見ても左を見ても人は我を擯斥(ひんせき)しているように見える...
夏目漱石 「野分」
...だらだらしたものが擯斥(ひんせき)される...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...情け知らずの人非人として世に擯斥(ひんせき)せらる可きが故に...
福沢諭吉 「新女大学」
...清(しん)の康煕(こうき)帝が明(みん)末の遺臣(いしん)を擯斥(ひんせき)し...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...この敵方の人物を擯斥(ひんせき)せざるのみか...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...偉い人は之を動物的の愛だとか言って擯斥(けな)されるけれど...
二葉亭四迷 「平凡」
...単にその理屈的なるの点においてこれを擯斥す...
正岡子規 「俳諧大要」
...一汎(いっぱん)に魔法家と擯斥(ひんせき)されて陋巷に窮死した...
南方熊楠 「十二支考」
...忠誠直(かうちやく)之者は固陋(ころう)なりとして擯斥(ひんせき)せられ...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...のみならずこの種の地方語はいわゆる田舎言葉としておいおい擯斥(ひんせき)せらるるようになった...
柳田國男 「地名の研究」
...或いは我々に近づき或いはまた擯斥(ひんせき)し...
柳田国男 「山の人生」
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