...凡人たらざる半面と共に凡人たる半面をも指摘するのは凡庸なる作者にも成し得るであらう...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...胴の間に降り積んだ雪を摘まんで...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...漁史の見聞せし一二事を摘録(てきろく)して...
石井研堂 「東京市騒擾中の釣」
...澤山のみそばへ並に岩れんげが生えてゐるのを二三株摘み取り...
岩野泡鳴 「日高十勝の記憶」
...芝居よりは摘み草に持って来いと云う日だ」「何処ぞここら辺に蕨(わらび)やつくしの生えてるとこおすやろか」「さあ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...雛菊(ひなぎく)の花弁をむしり取ることはすなわち愛情を摘むことだなどとは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あの野苺も摘んでやろうか!』なんてぬかしやがるんだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...人間かと思えば人間でもなし――そんな者は摘みあげて...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...朝顔の日には朝顔を摘んで待ちましたが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...たしかに指摘した筈の多くの誤植活字が...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...もっと沢山指摘した方がいいかもしれない...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...硯(すずり)の蓋(ふた)に短く摘んだ草花などが置かれてあるのはこの人らがもてあそんだものらしい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし家元の封建性の弊を指摘してあるので...
柳宗悦 「四十年の回想」
...ついでなにかを指摘するかのように妹の囁きが聞えた...
山本周五郎 「めおと蝶」
...好みの花を摘んで...
吉川英治 「日本名婦伝」
...貨幣の問題についてあらゆる学者により指摘されたとはいえ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...晩酌の前に一寸出かけて摘んで來ることが出來る...
若山牧水 「家のめぐり」
...キリスト教に対する仏教の防禦力を弱めていることを指摘した...
和辻哲郎 「鎖国」
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