...額へ羽搏った蝶の形が...
芥川龍之介 「妖婆」
...併し創造の脈搏緩かな時...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...勢(いきほひ)猛(たけ)き鼓翼(はばたき)の一搏(ひとうち)に碎(くだ)き裂くべきか...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「白鳥」
...險路(ほきぢ)にも打(う)たざなるまい羽搏(はぶき)とは...
薄田淳介 「白羊宮」
...血圧一七六―――九一、脈搏八七...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...脈搏(みゃくはく)を擬する弦楽器のピッチカットもそんなにわざとらしくない...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...振り子のごとき週期的の運動に対する触感と自分の脈搏(みゃくはく)とを比較して振動の等時性というような事を考え時計を組み立てる事は可能であるかもしれぬ...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...今や其の屠龍搏虎の手を收めて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...軽いそして心持ち早い脈搏が彼の指先に感じらた...
豊島与志雄 「生あらば」
...軽い脈搏が、その中に熱を持っているような血潮の流れが、彼の指頭に感じられた...
豊島与志雄 「生あらば」
...――熱六度三分、脈搏百、呼吸三十五...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...呂氏春秋求人篇には別に一説を出して「禹東至搏木之地……南至交趾孫僕續滿之國……西至三危之國……北至人正之國」とあり...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...そんなにまるで絶望して羽搏きをする狂氣(きちがひ)の鳥のやうにもがいてはいけない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...急な羽搏(はばたき)の音だろう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...とんがった搏風(はふ)...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...鈍い羽搏(はゞたき)をして飛んで行く...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...羽搏(はばた)きもせず雲の彼方へと消えた...
山川方夫 「ジャンの新盆」
...羽搏(はばたか)れた羽毛のように飛び廻った...
横光利一 「上海」
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