...丸焼きの雉(きじ)なぞが羽搏(はばた)きをして紹興酒(せうこうしゆ)の瓶を倒しながら...
芥川龍之介 「南京の基督」
...幾億萬羽の白い鳥が一樣に羽搏をするので...
石川啄木 「散文詩」
...やれ嬉(うれ)しや! そう思った途端に動悸(どうき)が搏(う)ち出して...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...自分のうちに普遍的な生命の脈搏(みゃくはく)を感ずるのが幸福であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...脈搏不整...
豊島与志雄 「反抗」
...あたかも呼吸か脈搏(みゃくはく)のように...
夏目漱石 「明暗」
...枝を折りすぎゆくものは羽搏けよ暴戻の水をかすめて羽搏けよ石をもつて喚び醒ます異象の秋に薄(せま)るもの獣を屠つてただ一撃の非情を生きよ……………………………きみの掌にすぎゆくものは沸々たる血を※きたまへふりかかる兇なる光暉の羽搏きに野生の花を飾るもの血肉を挙げあくまできみの非情を燃えよ……………………………歌声は嗄れた...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...まだしばらく物狂わしい羽搏(はばた)きをしているが...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...鷲はその強い大きな翼を搏(う)つてすさまじい勢で風をきり...
宮原晃一郎 「子良の昇天」
...稲妻に搏たれると同時に生きている女のように身を顫わせました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...音のしない羽搏(はたたき)をしましょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...家々の搏風(はぶ)からは...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...諸君の脈搏を如何に乱打させ...
夢野久作 「二重心臓」
...波濤(はとう)天を搏(う)ち...
吉川英治 「三国志」
...額(ひたい)の銀毛の斑(ふ)を狙って、一拳(けん)を食らわせ、また二拳(けん)、鼻を搏(う)ち、三打(だ)、虎の眼を突いた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...天井を搏(う)ち...
吉川英治 「宮本武蔵」
...こめかみの脈がずきずきと聞えるほど高く搏(う)つ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そこでひと羽搏(はばた)きして...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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