...その物騷がしき聲々はます/\我心地を損じたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...いささか果報焼けの気味で内臓を損じた...
泉鏡花 「薄紅梅」
...三唖のように紅葉の機嫌を損じるような事は做(し)なかったし...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...また魚の数え損じがあってもさしつかえはない...
寺田寅彦 「物質群として見た動物群」
...仕損じはない――久光は討てる...
直木三十五 「南国太平記」
...「二人でやつたんぢやないか」「――」平次は默つて損じた長押(なげし)と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...萬に一つも仕損じるやうなことはあるまいと思ひますが」「いかにも」五郎次郎も承服しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...万一仕損じた場合はどうする...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...毎年毎年損じたこけら板だけをさしかえて...
柳田国男 「母の手毬歌」
...そうとは知らず誘拐し損じたときのことであるが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼と同数な味方を損じたにちがいない」と...
吉川英治 「上杉謙信」
...かなりの味方を損じたという不利な報告があったし...
吉川英治 「三国志」
...貴重な兵馬を損じ...
吉川英治 「三国志」
...御気色(ごきしょく)を損じたに違いないぞ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...また御気色(みけしき)を損じることも無益(むやく)と考えて今日まで黙っておりましたが……」百姓たちは...
吉川英治 「親鸞」
...良兼が為に、人を損じ、物を掠(かす)めとられたる次第は、つぶさに、下総の国庁より、さきに、解文(げぶみ)を註して、言上せり...
吉川英治 「平の将門」
...わが子の機嫌を損じてもならないと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...堯舜の名を含む一句を削り去っても章全体の意義を損じないのみか...
和辻哲郎 「孔子」
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