「揺れ」の意味
物が揺れること
小説での「揺れ」の使い方
...ぐらぐらと揺れる一銭橋(いちもんばし)と云うのを渡って...
泉鏡花 「霰ふる」
...頬の半(ハンケチ)が少し揺れて...
泉鏡花 「薄紅梅」
...表の提灯(ちょうちん)が激しくふらふら揺れるのが硝子戸にうつった...
梅崎春生 「風宴」
...揺れるというのが眼目ではなく...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...途の曲りではぐらぐらと揺れた...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...じっと揺れずにいた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...小さな竹トンボのような実をつけた楓の若枝が微かに揺れているので...
外村繁 「日を愛しむ」
...霜にしみらの鶏鳴よ……独語器の中の水が揺れないやうに...
中原中也 「山羊の歌」
...それが陽炎のようにゆらゆらと揺れている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...私はその振子の横に揺れる速度と...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...暮れ遅い灯影が揺れていた...
正岡容 「寄席」
...牡丹の花に挟まって揺れながら笑った...
横光利一 「上海」
...そのがくがく揺れて通る足の上方の二階では...
横光利一 「上海」
...高窓の際に仰がれる藤の枝は、為に、ゆさゆさ揺れた...
吉川英治 「黒田如水」
...中宮の慟哭(どうこく)そのままに、車の姿も、中門の外へ、揺れ揺れ消えた...
吉川英治 「私本太平記」
...獣林の揺れに似ていた...
吉川英治 「私本太平記」
...わあっと全山は笑いに揺れた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そこには汚れた鼠色の幕が、風を受けたように、重そうに揺れ、その幕の下と、床板との二三寸の隙間から、衣裳用の箱か何かが横倒しにされたのが、僅かばかり見えた...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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