...わが屋(や)を揺するこの疾風(はやて)ぞ雲ふき散りし星空の下(もと)...
伊東静雄 「詩集夏花」
...あたりの壁を揺すぶるように午後十時を打ちはじめた...
海野十三 「爬虫館事件」
...ちょいとこう船乗りらしく肩を揺すってぽけっとから紙(パピエ)を取り出し...
谷譲次 「踊る地平線」
...懐中の子供を揺すぶり歩きながら...
徳永直 「冬枯れ」
...ヨイ」と揺すぶらねばならなかった――...
徳永直 「冬枯れ」
...私は見てはならないものを見たと思い、かなり動揺する...
外村繁 「澪標」
...彼は激しく揺すってみた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その下に浪(なみ)の砕けた白い泡が夜の中に絶間なく動揺するのが...
夏目漱石 「行人」
...武助さんは邪険にぐらぐらと船を揺すぶつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...舟をわざと揺すつて...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...頭脳の底の深いところが揺すぶりかえされて...
林不忘 「あの顔」
...だが、僕は昔から、殆どもの心ついたばかりの頃から、揺すぶられ、鞭打たれ、燃え上り、塞きとめられていたような記憶がする...
原民喜 「鎮魂歌」
...御者は大きな麦わら帽子を揺すりながら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ぐったりと垂れた花の手を揺すりながら...
久生十蘭 「魔都」
...幸太は老人の肩を掴(つか)んで揺すぶった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...シンから堪まらなそうに全身を揺すり上げて笑いつづけた...
夢野久作 「霊感!」
...ひとたび中堂の大梵鐘(だいぼんしょう)が三塔十六谷を鳴り揺すれば...
吉川英治 「私本太平記」
...その鼾(いびき)たるやまた山谷(さんこく)を揺するがごときものであった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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