...三日の間に爆発的に咲き揃う...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...この十日間程で頓に出揃うことになった...
戸坂潤 「社会時評」
...五千人は立所に揃うであろう...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...六枚揃うたのは則重だけでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「おお、おのおの方、大儀大儀、市五郎からお聞きでもござろう、近ごろ珍らしい鷹狩、獲物(えもの)に手ごたえがありそうじゃ」「神尾殿の仰せの通り、近頃の雪見、それゆえ取る物も取り敢えず馳せつけて参った」「さあ、同勢揃うたら、一刻も早く」「かけ鳥の落ちて行く先は身延街道」なるほど鷹狩には違いなかろうが、鷹狩にしては、あんまり慌(あわただ)しい鷹狩であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...幾十人が打ち揃うて高張提灯を先へ立てゝ聲のかぎり唄ひながら行くのはそれは賑かなものだといつた...
長塚節 「彌彦山」
...急に揃ひも揃うて臆病風にかゝりたるなり...
夏目漱石 「人生」
...口が揃うのまで疑っては際限がありません」二人は顔見合せて銘々の考えに沈みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親子三人揃うてこけるちゅうのは珍しか」「転げたくらいですんで...
火野葦平 「花と龍」
...枝勢ならびにその環境も大切であってこれが揃うて始めて一段とその価値が昂まる...
牧野富太郎 「植物記」
...一面に咲揃うた白い山梔木の花が...
夢野久作 「巡査辞職」
...宅では親類から來てゐる書生共に四人の勉強家が揃うてゐるから...
横瀬夜雨 「花守」
...わたしら揃うて鼓を打つのどつせ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...「ほぼ揃うたらしいな」兄宮のお顔がかすかに横へ...
吉川英治 「私本太平記」
...行房らの姿が揃うころには...
吉川英治 「私本太平記」
...揃うて、お礼を念じましょうぞ」老母はそういって、正面の聖観音へむかって坐り直した...
吉川英治 「新書太閤記」
...シト……と揃う跫音(あしおと)が言葉のない間を静かにつなぐ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...まず今年も、息災に打揃うて、お互に祝着に存ずる」「されば、孫兵衛丞どの、御挨拶のとおり、藩公の御慈愛、旧主の御恩、零落のむかしに変る今日の天地の恩...
吉川英治 「宮本武蔵」
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