...いざとなると大掴みながらに急所を押えることを知っている...
有島武郎 「星座」
...一掴みの煎り豆を握って真正面から馳け出して来たが...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...確証が掴みたかったんだ」「じゃ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...女の軟弱な肉を振り捩斷(ちぎ)るやうに掴み占める時の無殘さが...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...もっと幸福な運命を掴みえたかもしれないのであった...
徳田秋声 「蒼白い月」
...一掴みの白布が私の手に渡される...
外村繁 「澪標」
...極めて巧みに掴み出したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...二千五百兩を返せ」もだ/\と掴みかゝる萬屋治郎兵衞に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「掴み合いの喧嘩までした師匠がねェ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一と掴みほどの皺だらけの中老人ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうして直接の証拠を掴み得るか...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...諸手で刀身に掴みかかった...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...イキナリお婆さんに掴みかかって行きました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...物事を極端に大掴みにしてみるか...
森本薫 「みごとな女」
...そうして空間の何物かをしっかりと掴み締めたまま...
夢野久作 「暗黒公使」
...扉の閉まるのを見届けた正木博士はイキナリ前屈(まえこご)みになってカステーラの一片を手掴みにすると...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...指で私の服を掴み...
横光利一 「欧洲紀行」
...一つの光明を掴み得たにちがいないと思った...
吉川英治 「剣の四君子」
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