「掬」の意味
手ですくう
小説での「掬」の使い方
...保吉はライスカレエを掬(すく)いながら...
芥川龍之介 「魚河岸」
...ただの砂を砂金だと思って掬ったら――」「やはりただの砂でも砂金になるでしょう...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...』二人は此の黒い実を二た掬ひほど取つて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...中身を小さい匙(さじ)の上に掬(すく)いとってみたり...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...一献掬まさずにはおかぬぞ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...書肆(ほんや)は不承々々に風呂の水を掬むだ...
薄田泣菫 「茶話」
...蠱(まじ)の眞名井(まなゐ)も掬(く)むやら...
薄田淳介 「白羊宮」
...書中雅意掬(きく)すべし...
田口卯吉 「将来の日本」
...ちよつとその珠を手で掬つてごらんなさい...
太宰治 「お伽草紙」
...前科六犯の追い剥ぎ、強盗、掬摸(すり)、窃盗(しのび)……悪事ときたら何でもござれの、デパートみたいな男であったが、これも亡くなった父親に助けられたのを徳として、フッツリと悪の道を絶って、今ではこの私立探偵親子二代にわたって、忠実な手先を務めている...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...あらゆるものを掬いあげてき...
豊島与志雄 「文学以前」
...こゝにも亦遺憾なく掬(きく)することができるやうな気がするのである...
永井荷風 「勲章」
...人の世の情味を掬(きく)し...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここへ掬(すく)い上げて来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...牛が淵でおたまじゃくしを掬(すく)った...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...掬(す)くうように下から吹きつけていた...
本庄陸男 「石狩川」
...いつものように鱒を手網で三四本も掬(すく)い出したことを思い出した...
室生犀星 「蛾」
...往々にして無名の八掬脛(やつかはぎ)や長髄彦(ながすねひこ)の骨が現れ...
柳田国男 「山の人生」
便利!手書き漢字入力検索
