...すぐにそのまはりを取り捲いて...
芥川龍之介 「杜子春」
...淡紅色(ときいろ)メリンスの布片に捲いたのは...
石川啄木 「二筋の血」
...北フランスを席捲して長駆マルヌ河畔に進出し...
石原莞爾 「最終戦争論」
...捲立(まきたて)へ...
大阪圭吉 「坑鬼」
...リリーもそれに捲(ま)き込まれて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...長州の藩兵が疾風のやうに天領を席捲し東に通過した時には...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...二重に彼を嘲笑(ちょうしょう)の渦(うず)に捲(ま)きこんで...
徳田秋声 「仮装人物」
...自分の捲き込まれている複雑な東京生活が...
徳田秋声 「黴」
...お客を煙(けむ)に捲いて人気を独り占めにしたものでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...七兵衛から捲きあげたあぶく銭...
中里介山 「大菩薩峠」
...烈(はげ)しき風の捲返(まきかえ)してすくい去ろうと焦(あせ)る中に依然として凝(こ)り固って動かぬ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...技術者が侵略戦争に捲き込まれ...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...この世界を取捲く憂愁の水へ波動するやうに感ぜられる...
野口米次郎 「能楽論」
...一作毎(ごと)にジャーナリズムの問題を捲き起して居ります...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...どんな風雲が捲きおこるだろうか? 思っただけでも熱い熱い冒険の血が...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...西洋にも詩聖ダンテまで捲き添えを食わせたゲルフ党とギベリン党の内乱は全く犬の喧嘩に基づいたというが...
南方熊楠 「十二支考」
...裾が捲(まく)れて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一席捲(せっけん)の勢いで進撃しつづけて来た秀吉も...
吉川英治 「新書太閤記」
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