「捩」の意味
ねじる
小説での「捩」の使い方
...捩(ねじ)り切りそうに袖(そで)を合わせて...
泉鏡花 「海異記」
...身を捩って私の最初に見た時の位置に戻った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...之を政府が法律責にした時には小兒の腕を大人が捩上るより易い仕事でございます...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...背が駱駝で両足が捩れているが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...両腕は捩れたように痙攣し...
豊島与志雄 「田園の幻」
...真赤な腰巻が渦のように捩られて...
豊島与志雄 「轢死人」
...おとつゝあ」おつぎは慌(あわ)てゝ顏(かほ)を捩(ね)ぢ向(む)けて少(すこ)し泣(な)き聲(ごゑ)で寧(むし)ろ鋭(するど)くいつた...
長塚節 「土」
...「根性(こんじやう)捩(ねぢ)れてつからだあ...
長塚節 「土」
...なんと阿呆らし奴等は祈る霽((は))れたる空の光の方へひどく体(からだ)を捩じ枉((ま))げてそれで奴等の股引は裂けそれで奴等の肌襦絆冬の風にはふるふのだ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...承知には相違ないがまだ延びるかと思ったから貰ったのさ」「廿(はたち)にもなって背(せ)いが延びるなんて――あなたもよっぽど人を馬鹿になさるのね」と細君は袖(そで)なしを抛(ほう)り出して主人の方に捩(ね)じ向く...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あのとき僕の頭上に墜ちて来た真暗な塊りのなかの藻掻きが僕の捩ぎとらうとするマスクと同じだ...
原民喜 「鎮魂歌」
...あのとき僕の頭上に墜ちて来た真暗な塊(かたま)りのなかの藻掻(もが)きが僕の捩ぎとろうとするマスクと同じだ...
原民喜 「鎮魂歌」
...私は家に成っている一つを捩ぎとって...
原民喜 「忘れがたみ」
...二人は躯(からだ)を捩じ向けて一緒に扉口へ入ったので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「なるほど……赤坊の手を捩(ねじ)るようなものだから放っておいたんだが...
宮本百合子 「刻々」
...道で拾った針金を懐(ふところ)に捩(ね)じ込んで...
森鴎外 「鼠坂」
...面倒くさくなって私は振り向き女の捩(よじ)れた上半身を抱きあげ...
山川方夫 「愛のごとく」
...ルパンは咄嗟の場合品物を検(あらた)めもせずそのまま懐中(ポケット)へ捩(ね)じ込んだ...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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