...核子(たね)は皆(みな)窓から捨てる事になつてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...たいへん汚いものとして捨てるのだ...
太宰治 「水仙」
...併し事実上理性は物自体の存在を仮定する要求を捨てることが出来ない...
戸坂潤 「辞典」
...ここでわたしを振り捨てるのが不人情でないと誰が申しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「お前の智恵じゃあるまい」「霍乱(かくらん)になる菓子を捨てるくらいの智恵はあるよ」「よしよし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...檢印が無いから急には捨てる場所も思ひ付かない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金を捨てるのとおなじこと...
羽仁もと子 「女中訓」
...兵士はぎくりとして眼を上げ、受刑者がやっていたことに気づいて、銃を捨てると、靴のかかとで地面に踏ん張り、受刑者を引きもどした...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...子を捨てる藪一五月の末...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...やりましょう」「うまくやれ、酒手をつかわすぞ」闇太郎は、広海屋の間近まで来ると、かごを捨てる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ちょっと摘んで捨てるくらいのものでございましょう...
山本周五郎 「似而非物語」
...結婚した人妻は春婦のように貞操観念を捨てるのが常態だと...
横光利一 「欧洲紀行」
...おめえを捨てるぜ」「見捨てないで下さいよう...
吉川英治 「治郎吉格子」
...もう生涯二度と会わないようにお互いに祈ろう」云い捨てると...
吉川英治 「新書太閤記」
...俺は突ッこむぜ」云い捨てると...
吉川英治 「新書太閤記」
...蝗(いなご)でも抓(つま)んで捨てるように...
吉川英治 「親鸞」
...自分をだめだと思い捨てるまえに...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...(師の恥)とばかり、小我を捨てると、一同は道場に集まった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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